おとのは ことのは

詩と曲を書いています。

you

捻たことばかりさ

ため息すら出ない世に

綺麗な思い出を

ほんの小さな記憶を

広めて高めて持ってるようで

恥ずかしいけど頼りきってるの

 

やさしい手の感触を

忘れずに生きているから

誰からももらえなかった愛を

縋るように思っていたから

 

何もかも純粋には

届けられないとしても

あなたがいたことが

ともにあった日が

小さな大きなたからもの

 

自分から出てきて

言うのもなんだけどさ

遠い街 いつのまにか

大人びてゆくあなたの

声も聞こえず目も見られず

もどかしいけど大事に持たせてね

 

1人だけ時間を止めて

夢の中生きてるよう

誰彼となく愛すること

できない未来思えるから

 

肌寒い季節の空に

何を思うの 恋じゃなくても

あなたを思い出せることが

ともにあった日が

今もこれからもたからもの

 

捻たことばかりさ

誰彼となく愛せぬなら

 

何もかも純粋には

届けられないとしても

あなたがいたことが

ともにあった日が

小さな大きなたからもの