おとのは ことのは

詩と曲を書いています。

天明

いつから弱くなったのか

止まぬ空に呼びかけてみる

答えのないこと

あぁだから歌いはじめたんだった

 

こんなはずじゃなかったのにな

古いノートを見返してみる

青春のそれとは違う嘆きが

私は異物だと言っている

 

雲は流るのに

とどまる口惜しさよ

誰に叫べば

 

いっそ果てて

示そう衝動を

こんな小さな体で生きているだけでは

誰にも伝わらぬのだから

されど果てて

示したつもりで

こんな小さな体が消えたところで

誰も気づかぬのだから

 

だから生きるなんて

なんて虚しい理由

それも救いだって

言い聞かす虚しい性