おとのは ことのは

詩と曲を書いています。

世の一刻

目に映るものは全て毒

降る時は全て災い

閉塞は元々から備わり

可哀そうな生き物だと彼は言った

 

尊い歌は

感じる力のない者の前で歌われ

清い言葉は

意味を得ぬ者に届く

長けき子は

器無き親の元に生まれ

自らを失した

 

この世は悲しいことばかりと

彼女は悟った