おとのは ことのは

詩と曲を書いています。

熱の床

また熱にうかされてしまった

もう平常を失わないと誓ったのに

 

なんてことない

のどの痛み

ふらつく熱

誰にだって起こる凡事も一々一大事

誓いまで立てる様をまた

笑われるだろう

 

臥せるだけでは

世は晴れぬ

気づいた床が

朝か昼か

他の世界か

 

忘れてしまったころに

遣ってくるのだろう

 

お前はまだ1人

産まれ堕ちた地

 

忘れたわけではない

ただ、つらくなっただけさ

 

届くかもわからぬ手紙

一方ずつそれぞれ送っているようだ

 

まだ止まぬ熱

もう少し、堕ちよう