おとのは ことのは

詩と曲を書いています。

不機嫌と日曜日

最悪の言葉は飲み込んだけど もっと居づらくなった

君は僕より分かってるからイヤなんだよ

 

街は賑わってゆく

ミサイルのようなスピードで僕は逃げる

 

涙目なのは隠したいけど ちょっとムリだったんだ

昔からずっと変わってないよ 笑われそう

 

街は賑わってゆく

賑わうほどに僕は嫌いになるけど

お構いナシね

 

不機嫌を流行りの服のように着て

祈る言葉は持たないまま

黄色い砂はらんだ風のせい?

雨をこらえた空のせい?

 

こみあげたヒステリーは日曜日には ちょっとそぐわないかな

君が許してくれる限度を知って勝手したの

 

街を振り切ってゆく

自転車の鬼と化した僕は駆ける

 

適当なウソでごまかしたいけど それもムリだったんだ

 

街を背にして走る

穏やかな川の流れ 早く会いたい

心鎮めてよ

 

不機嫌を流行りの服のように着て

似合わないこと気づいたまま

笑顔の人には分からないよ きっと

橋を渡っても振り切れない惨めさ

 

不機嫌を流行りの服のように着て

祈る言葉は持たないまま

黄色い砂はらんだ風のせい?

雨をこらえた空のせい?

 

不機嫌を流行りの服のように着て

そのまま家路についた

祈る言葉は持たないまま

 

偉そうな話はそれくらいにして

今日をどこか放り投げる

 

賑わう街が嫌い

自分が嫌い

生まれ変わりも見えないまま

振り切ってく

振り切ってく

不機嫌と日曜日