空を呼ぶにはまだ

記憶擦り合わせ

どうしても戻れぬことを悟る

 

いつ何時かと

あの人の表情も

場の雰囲気も

私の感情も

全て覚えていることが

ここまで苦しいのなら

 

無になりたいと

星に願うか

神を呼ぶか

どれも叶わないのに

 

空などに縋るものか

私はまだ地に生きるのだから

 

目覚めた時の不確かさを

はっきり起きている時だって

いつだって持っている

 

薄ぼんやりとしているはずなのに

四六時中

感覚も記憶も強く残るのは

もう反則だと

誰に訴えよう

 

空に帰りたいと

助けを呼ぶか

そのために貰った声なのに

 

意地になって這いつくばる

喉のあたりでぐっと堪えている

 

確かな記憶

摑めぬ浮世の儚さ

どうして両極

 

こんなはずではと

星を恨むか

神に叫ぶか

届くかも知れぬまま

 

無になりたいと

星に願うか

神を呼ぶか

どれも叶わないのに

 

空などに縋るものか

私はまだ地に生きるのだから

 

空などに縋るものか

私はまだ地に生きるのだから