いつか貴方の許へ

遥を知った

もう何も無い

震える背に憑く影も無い

遥は苦しく

時に彷徨う

涙が死んだ

嬉しくもない

生贄には揺る背さえ無い

遥は優しく降り寄り添う

 

貴方の事を愛しいと思った季節もあった

今ではもう

体の底から冷えるような時を生きてるだけ

 

空が晴れたら

貴方の許へ

今はまだ雨ふりだから

いつか

貴方の許へ

きっと貴方の許へ

行くんだ

行くんだ私

 

凍える身は

その先が無い

満たされた身も

行先が無い

世界は激しく私を締めつけ

伸ばした手は切る空もない

虚ろな目は

映す陽も無い

 

それでも世界は私に寄り添う

投げ捨てるでもなく

この苦しさを

世界一

知ってる

知ってしまっただけ

 

霧が見えたら

掻き毟らずに

今はまだ盲目だから

何も分からない今

「きっと貴方の許へ行くんだ」

それが支えで

 

空が晴れたら

貴方へ向かう

いつかきっと

貴方の許へ

貴方の許へ

私行くんだ