音楽

神の子等

世界を変えてしまうような神のみなしご 人里遠く離れた村に生まれた1人の少女 伸ばした髪を1つに結い 逞しく駆け抜ける 母の愛を知らぬままに1人育った少年 空を見上げ問い続けた その瞳は強く 2人が出会う時 声(おしえ)が胸に目覚め来る 世界を駆けて救…

解放

夕日がきれいだとか 風が気持ちいいねとか そんな誰にでもありそうな感覚とは違うのよ 高飛車だって笑わないでね 真剣に悩んでるの もういいのよ 禁止事項は1つもない 本当はこの世界 身体だけじゃなく心まで強張っているのね 病が蔓延した社会の中 ますま…

よとぎばなし

言伝があるのです あなた1人で今夜、1番奥の部屋へ 怖がらずともよいのです …嘘です あなたの機微に懸けたくらいだから 気づいてしまわれたのですね あなたを堕とし 世の様を 少しでも潤せたらと あなたの首を絞め 世の痛みを 欠片でも拾えたらと 仰せです…

当たり前の呪文

何もせずに愛されるはずはない 何も成さずに認められるはずはない 当たり前の呪文を ただ思い出した駅のホーム なんとなく忘れてたのに 否、 それとなく押しこめてたのに 私をつくるものが どこにもないと気づかされる 一生、続くことは知っている 冗談じゃ…

ひとり祭り

お前はひとり祭り 涙を浮かべても なぜに耐えるか この浮世 たれもきづかぬのに 春、桜辺は 人の通りの賑いに 紛れ、紛れ 妖など 羽を伸ばすか 香はあるか まだお前ひとり 決めあぐねた身の処し様 酷な言い方をすれば その涙落としたところで たれもたれも心…

降りてゆく

私は辿り着いた 絶望の淵に ここでもう終わりだと 取り乱して 私は心を病んだ あぁここから何処か 楽に生きられる場所に 光を求めて 絶望の淵は切なくて 苦しくて 救われようともがくほどに 苦しくなるばかりだから 私は降りてゆく 苦しみの底から這い上がる…

野に降りたゆめ

なげきつづけて花飾り むだにしたから飛んでいったの もう誰も信じないけど 移ろう風くらいいいじゃない 弱くなるのは一瞬ね はちみつティーもあわないなんて もう末期 うずくまって そこから始まる、を唱えた 静かに座っていた野 愛おしくもない花を編んで…

まだくる青

海が見たいと言う その背に 憂いはなし ただ浸るふりをして遣り過ごしたいだけ そんなにいいモノじゃないんだよ 嘯く癖は抜けない やめられない 青、青、 また思い起こせば青 振り払っても青 今はすぐに写真で見下ろせるね 変な感じ あんなにもがいた浜が帰…

ぶり返す静かな波

また床に臥せた いつが正常かわからぬくらい 悔し床に伏せた 喉の痛みは強まり そう考えていると益々強まり もうそれだけで死ぬのかと思った そんな思いをしていた近い過去を思い出し そうか、これも過ぎ去ると知り それでも臥せていることは 私には堪えた …

カミヘノテガミ

貴方の事を思う程の深い痛みは 私の願い この星で叶うはずも無いわ 独りで居ること怖くはない 言い聞かす その奥に貴方がいる 触れられず 離れない 襲い来る思いのまま この悲しみが貴方にも伝わるのかも知れぬまま 許される 許されない 花びら占いが続くだ…

神隠し

私は祈りながら 祈るほか無いかと考えてた 悲しい生き物だよ とても悲しい生き物だよ 貴方を隠し 幸せだと言えるところまで感受(おもい)を下げたの 心を乱し 苦しんでまで 掲げる夢の価値が知れない 見えるものも見えない 聞こえることも聞こえない そう言え…

夜舞(やまい)

貴方に届かない 自分すら分からない やめとけば良かった やめとけば良かった 貴方のその声に 耳を傾けるの 聞こえない声を 聞こえない声を 独りきり地平で項垂れているけど 届くかも分からず吐き出すけど 貴方が居るんだと皆が信じる空に ただ雲が流れるだけ…

物思いの部屋

あたたかい日を受けたはずなのに 背はまた冷えだした 1人きりでは確かめようもない 闇に堕ちたか 気のせいか 帰り着いた部屋は楽園ではない ひととき ただ体預けるだけ 遠い神は知っているか もうとっくに忘れてしまったのか ただ問いかければ ひととき 虚…

いのち

いつかは消えゆく命を燃やせど火煙は立たぬ それ故 証を求むは命の性とも言えよう 神は今 何処におわすや 天と決むは人の心 悲しみ暮れゆく命は十字に祈りを捧ぐや この世 生きゆくもの全て 人の手中か 驕りはいつしか悲しみへ降り注ぐ いつかは消えゆく命を…

teen~green&blue~

響いたチャイムを背にして 長い階段を降りてく やけに騒ついた風も 僕の心には勝てない 今は与えられた日常 1時間に1本来るか来ないかのバスを待ってる 息苦しいなんて言えるはずないでしょ こんな町じゃ 鞄に隠したラジオは 雑音混じりのラブソングばかり…

三つ葉のクローバー

子どもみたいに必死になって君が探す 四つ葉のクローバーはそんなに偉いの? それこそ子どもみたいなかわいい嫉妬から始まったんだけど 三つ葉のクローバーじゃどうしていけないの? 「なかなか見つからない」 残念そうに君はうつむく 「そうだね」って言い…

すべて、あなた

街灯とトラックの光 私を照らすこともない 2人笑い合う時間はもう過ぎてしまった 運命も、人生も、すべて あなたで始まり終わるのに 私どうしたらいい 私どうしたらいい ふと振り返れば1人 帰り着いても1人ね どうしようもないなんて言う間に 何とか歩け…

恋が遠ざかる

いつまで似た影に惑わされるの 街を歩くの 避けて通れない毎日の使命で 昔の記憶だけで分かるはずないよ 短い髪もまっすぐな瞳も変わってるかもしれないのに まぶたの裏に焼きつくとはこのことか まぶたの裏に焼きついて離れぬのだ なんでどうして 制服の日…

それでも歌を歌っていた

教室が嫌い 季節の風も遠く 蹲るような 幼い人達にはわからないみたい あぁ背を向けよう なんとなく繋いだいのちを引き摺って 3階の音楽室へ走る 息切らし逃げ込んだ先の景色も 今でもそのまま覚えてる 誰に縋るでもなく ただ1人 歌を歌っていた 泣き喚く…

幻を見た 幻を知った 幻と出会った どうしようもない奇跡の中で僕らは出会った 幻を見た 幻を知った 幻と出会った どうしようもない奇跡の中で僕らは出会った 幻を見た 幻が好きだ 幻を見た 幻が嫌いだ 幻を見る自分が嫌い 幻を見る自分なら信じられる 私が…

夏を呼ぶ日

夏の日を憶えている それは懐古ではなく 熱い体を憶えている 逃れられない運命のような ただの思い込みのような ふと、目を覚ますと 分からなくなるのは 死ぬまでずっと 生きてもずっと だけど、 もっと深いところで やけにぼやけたところで 記憶、追い詰め…

朝の移ら

捻たことなら幾らでもいえるのに 肝心な優しさは1ミリも出てこない 例えば狭い部屋で 広い宇宙で 彼女が痛んでいるのを気づいていて 救うなんて以ての外 もっと傷つけくらいに思っている 私の心を救った彼も 必ず周りに人がいて その中で歌うものが綺麗事に…

絶縁

悪い夢を見たのね とらわれているのね 朝の光も攻め入るわ この身に血は流れ 幾年重ねぬ 堕ちた感覚は帰らぬまま ―悪い夢を見たのね ―とらわれているのね ―拐かされているのね 閉じた心は戻らぬまま 人の縁は尊いものだと 綺麗な呪文に追い詰められても 大切…

m

彼女は決して言ってはいけない言葉を口走った 私はひどく傷ついて と当時に あぁこれで解放される 正当に忌み嫌うことができると 安心できた いつ止んでもおかしくない雨のように 命が消えること 知らないわけではない だけどそう言いながら クソほどどす黒…

ねむたまなこ

まちがっているのはだれか といつづけて今生はとじる そうしてめをとじたはずなのに またひらけてしまった あさ、 せかいがあけゆくのは ひとのいとなみが つらくともひろがりゆくのは 今生をひらけてゆくために しくまれているのかも

月夜懺悔

赤い灯を残すまで あなたが必死で駆けた町 誰も気づかぬそのうちに 戦は終わり世は清らか 命は尽きたのか まだ辛うじて形だけ留め だから誰も気づかぬまま 戦は終わりを告げた 黄色い月が昇るまで あなたが必死で唱えた呪文 誰も気づかぬ宵の内 妖は静かに去…

彼女の背

髪結い 部屋を後にした 姿は美しかった 彼女になりたかった 追い縋る男の手を払うまでもなく 気で払う なぜそこまで前を見る 風を切る 地球が味方するような 靡く髪も目も 細胞からほしくなるほどの可憐を 持っていながら要らないと言う もっともっと前へ行…

世の地の悩める部屋

四畳半に慣れた身には 広すぎるくらいの部屋 帰り着いた途端にベッドに身を投げる あぁ何かのドラマみたいだ 満たされはしない ただ気を紛らわせることを 幾つも幾つも重ねれば 小さじ1杯くらいの癒しにはならないだろうか 人とともに在ることは 苦痛なんだ…

森へ帰る

いつか森へ帰る 市井はわりと海に開け 海が開けているという なるほどそのとおり しかし森の広さを知らぬのか 生い茂る様 迷い入るからこその ある意味広大さを孕み 人がきづかぬ、ことまで含めて いつか森に出会う その人もひどく少なく 知らぬまま死するが…

誰もお前に気づかない

誰もお前に気づかない 頭の良い者 感受の強い者 それは魔法と同じく 人にはわからない特殊能力のようなもの 誰もそれに気づかない お気の毒さま 世が世なら崇められ または畏れられ裁かれ 人には知らないものを疎む心がある 誰も自覚は持っていない 頭の悪い…