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降りてゆく

私は辿り着いた 絶望の淵に ここでもう終わりだと 取り乱して 私は心を病んだ あぁここから何処か 楽に生きられる場所に 光を求めて 絶望の淵は切なくて 苦しくて 救われようともがくほどに 苦しくなるばかりだから 私は降りてゆく 苦しみの底から這い上がる…

絶縁

悪い夢を見たのね とらわれているのね 朝の光も攻め入るわ この身に血は流れ 幾年重ねぬ 堕ちた感覚は帰らぬまま ―悪い夢を見たのね ―とらわれているのね ―拐かされているのね 閉じた心は戻らぬまま 人の縁は尊いものだと 綺麗な呪文に追い詰められても 大切…

運命の上に立つ

運命の上に立つ 冷たい雪に染められた砂の上立つ朝は 未来でも懐かしさでもないものがよぎる 運命は決まっているのだろう それをなぞっているのだろう どこからか降ってわいたような声が だけどまだ抗う心が もう全て諦める心が そう 海風に吹かれて迷える …

雨の讃歌―「自然を讃ゆる詩」より

雨の音に夢は破れ 雨の音に愛を知る 雨のにおいのした町を忘れるはずもない 雨よ 雨よ 雨よ どうしてあなたが生まれたの 雨よ 降り注ぐ今の身に問うでもない 雨が降ることで 夢を見られるの 時に遣らずの雨 雨よ 雨よ 雨よ この世の無情を晴らすよう 雨よ 降…

交錯

交錯 悲しいこともあるという 僕は生い茂る草の中に隠れ 愛しいものを愛しいと言える季節を待っている 夜明けの街の冷えた空気を吸って気づく もう秋 ビルの間に明けるオレンジ その色はふるさとと同じ 悲しいって言ってもいいかなぁ 目の前で倒れ込む彼女(…

おもい

おもい 生きてゆくことへの発作が止まない 春風や陽差しさえうっとうしくて たったひとつの身体で生まれ ブチこまれた感情が多すぎるのか 誰にも伝わらないことくらいもう気づいてる さぁ時よ流れてゆけ 一瞬に100コの思いと対峙しながら まだ胸をおさえ…

ねがい

ねがい 緑の羽根(かぜ)が揺れる空 心は惑うようにできてる 遠い闇夜に見てたのは 言い訳のないその瞳 時よ今 流れてくれ 悲しみを負う者にとり 時よ今 流れてくれ 君だけが希望なのだ いつかはかえる魂も 望んですぐには出会えない 遠い闇夜が続くのか 蛍火…

神隠し

私は祈りながら 祈るほか無いかと考えてた 悲しい生き物だよ とても悲しい生き物だよ 貴方を隠し 幸せだと言えるところまで感受(おもい)を下げたの 心を乱し 苦しんでまで 掲げる夢の価値が知れない 見えるものも見えない 聞こえることも聞こえない そう言え…

神の子等

世界を変えてしまうような神のみなしご 人里遠く離れた村に生まれた1人の少女 伸ばした髪を1つに結い 逞しく駆け抜ける 母の愛を知らぬままに1人育った少年 空を見上げ問い続けた その瞳は強く 2人が出会う時 声(おしえ)が胸に目覚め来る 世界を駆けて救…

青の代償

世界は青いね 誰にも言えないけど 僕の心は荒んだままで 世界は優しい 本当は優しいんでしょ 今は少し隠れてるだけ 手を伸ばす 空に問う 希望って何? その青が 答えきっと見せてくれる それでもね 怖いつらい呼吸は続き うずくまる 震えてる 気づいて 世界…

君は言う 「どんな世界の青さにも 君1人で立ち向かうことはないのだから」 「どんなに世界に怯えても 君を苦しめるものばかりじゃないのだから」 失う五感と湧き上がる六感、七感 私はどうやって生きてゆく 呼吸も儘ならぬ苦しみと縛りの世界で 私はどうや…

魂のこえ

魂のこえ 天気のいい日は自転車でなるべく遠くへ出かけましょう ぎこちなくても公園や花の色に出会いましょう この岸辺に咲いたの なんでここまで来たの 沈んだ心解き放つ魔法の言葉唱えましょう そんなものは初めからどこにもないはずでしょう 風任せに走っ…

海 何も言わなくてよかったね そこに海があったから 蒼くきらめく風にゆられ 心ふたつそこにいた まだ君の心みえず 制服のままで走ってきたの 何も言わなくてよかったね そこに海があったから 手をつなぐこと寄り添うこと 何も知らずそこにいた まだ未来も感…

先生

先生、私のこと嫌いですか 早く大人になりすぎた この虚しさをどうしたらいいのですか 先生、季節の風 青春の校舎は私にとって違和感の街 生きる意味の前に 生きてるかも分からないの とりあえず明るく振る舞えるけど 縋りつきたい その腕に 優しく笑う瞳の…

あのコは暗がりの中

あのコは暗がりの中 私は光の下 それはとても誇らしいこと だけど決して気分いいモンじゃない 教室の隅 うつむいたあのコ 何を思ってる? 笑い声に弾かれて 消え入りそうな視線 あのコの思いを振り切って 自分を守るので精一杯 私だって倒れ込みたい 今すぐ …

教室の隅から、愛をこめて

教室の隅から、愛をこめて 輝く人には分からないこと 起こってるよ 教室の隅で 残酷な朝を迎えて今 チャイムとともに席に着く きっと今日もまた 憧れてうらやむ私を笑ってくれることもないのだろう だって あなたの目にも留らぬ かなしい 教室の隅から愛をこ…

d.a.d

記憶のはじまりからいい思い出はない 虚ろなままきたから感情の持ち方を知らない 大きな背中いつか小さくなってくとか 何かの本で読んだけど そんなことあるだろうか 私どうかしてるかな きれいな気持ちだけじゃなくて それは今も変わらなくて ありがとうな…

2つの背中

2つの背中 2つの背中をずっと見ていた かなしいことにつまずいても 心安らぐ場所があれば どんなに楽に生きられるだろう 2つの背中を遠く見ながら ずっとずっと考えてた もう子どもじゃないから本当はすぐに追いつけるけど わざと距離をとってゆっくりゆっ…

それでも歌を歌っていた

それでも歌を歌っていた 教室が嫌い 季節の風も遠く 蹲るような 幼い人達にはわからないみたい あぁ背を向けよう なんとなく繋いだいのちを引き摺って 3階の音楽室へ走る 息切らし逃げ込んだ先の景色も 今でもそのまま覚えてる 誰に縋るでもなく ただ1人 …

teen~green&blue~

響いたチャイムを背にして 長い階段を降りてく やけに騒ついた風も 僕の心には勝てない 今は与えられた日常 1時間に1本来るか来ないかのバスを待ってる 息苦しいなんて言えるはずないでしょ こんな町じゃ 鞄に隠したラジオは 雑音混じりのラブソングばかり…

海に約束

あなたの声響かなくて少し淋しい午後に キラキラ光る その底は暗闇だと知りました 指切りはないけど 約束がしたくて 独りきりで淋しいなら私がそばにいるよ 今日このひとときだけだけど ずっとずっとそばにいるよ そっとうなずくような心地良い波音 いつかも…

異星人こいうた

異星人こいうた いびつに並んだビルをぼんやり見ていたら ほんとに どの星にいるのか分からなくなる 私が泣いていること 貴方に届くかな 悲しい笑顔の理由が貴方に届くかな 堕とされたことなら恨んでなどいない 思うより先に考えて言い聞かせるの 淋しくない…

桜に思ふ

今宵咲き 明日散るを思い ひとり咲き また散るを思い ひらひら ひらひら 鮮やかなままの季節はなく 穏やかなままの心もない ゆらゆら ゆらゆら 何故に蕾を 何故に花びら 何故に雨音 何故に散り際 残された視線 掻き乱す ただただ 今を生きるを 桜に思う 願わ…

病じゃない 間違いじゃない ―a HSP singing

病じゃない 間違いじゃない なんて実の無い浮遊の世界 体中が怯えてる 違う次元で生きてるような 生きてもないような とある誰かに言わせれば“病” 容赦なく切り離す あてない薬を与えられても 落ちつくはずないでしょ ただ生きたいよ ねえ間違いなの? 嘆く…

よろこびの夜

よろこびの夜 ジングルベルのない道も 12月には変わりなくて やたら輝く街を出てここまで来たの 降り来る雪を払う 遠くて泣きたくなるよ 悲しみも どうせなら近くにいてくれればよかったのに 懐かしむ人も無いから 淡々と歩を進め 1000年前の息吹とは…

秋の夕暮れ

散る葉に心摑まれ 真冬より怖いのは何故 まだ生きているのに ひと風ごと 肌に胸に来る予感 秋深まれば揺れ惑う 言の葉に縋りひとり 冷えゆく季節の前 成す術なく 秋の夕暮れは私を覆い 心は何処まで行くのか 何の夢でもない浮世 辿りながら暮れる 沈む日 街…

夏、Nagasaki

夏、Nagasaki 宝のような時は過ぎ誰にも云えぬかなしみが真夏の空へ向かうから心まで焼けてしまいそう 斑模様の木々の影 揺れて何を問う あの日突然街は終り 途絶えた息のつづきを生きるのか 太陽に恨みなど 人の罪に終焉など 私は今ここに立ち知らない、焼…

日向の夢―The dream of a butterfly―

日向の夢 The dream of a butterfly また夢を見てたみたい 陽のあたる丘の上 涙は消えたみたい ただ遠い空に 目覚めたら やわらかな陽をこの背に受けて 手繰るように思い起こすほど 何故にぼやける 注いだ雨が消えたのか 初めから無かったのか また夢を見て…

liar

liar 酔うわけでもなくただふらつく足引き摺り雨に濡れた夜の道を辿るだけでも癒せないやliar1人でも 抱いてくれる腕を探した夜liar嘘でも結ばれたいなどと願ってしまった夜嘘でも1人でもliarliarなぞる指絡む時苦しみさえ証にあなたじゃない誰かじゃない…

産声を上げた時の記憶が無いのは

産声を上げた時の記憶が無いのは 産声を上げた時の記憶が無いのは 何もかも分かったつもりにならないためだ 人いきれ 街の音に お前を刻む ともすれば驕る身に 卑しく脆き身に 己が正しいのだと 全ては浸れぬ分 間違っているのだと 全ては責めぬよう 産声を…