読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

秋の夕暮れ

散る葉に心摑まれ 真冬より怖いのは何故 まだ生きているのに ひと風ごと 肌に胸に来る予感 秋深まれば揺れ惑う 言の葉に縋りひとり 冷えゆく季節の前 成す術なく 秋の夕暮れは私を覆い 心は何処まで行くのか 何の夢でもない浮世 辿りながら暮れる 沈む日 街…

夏、Nagasaki

宝のような時は過ぎ誰にも云えぬかなしみが真夏の空へ向かうから心まで焼けてしまいそう 斑模様の木々の影 揺れて何を問う あの日突然街は終り 途絶えた息のつづきを生きるのか 太陽に恨みなど 人の罪に終焉など 私は今ここに立ち知らない、焼けた空を思い出…

日向の夢―The dream of a butterfly―

また夢を見てたみたい 陽のあたる丘の上 涙は消えたみたい ただ遠い空に 目覚めたら やわらかな陽をこの背に受けて 手繰るように思い起こすほど 何故にぼやける 注いだ雨が消えたのか 初めから無かったのか また夢を見てたみたい 気がつけば雲の上 そんなこ…

liar

酔うわけでもなくただふらつく足引き摺り雨に濡れた夜の道を辿るだけでも癒せないやliar1人でも 抱いてくれる腕を探した夜liar嘘でも結ばれたいなどと願ってしまった夜嘘でも1人でもliarliarなぞる指絡む時苦しみさえ証にあなたじゃない誰かじゃない神様で…

産声を上げた時の記憶が無いのは

産声を上げた時の記憶が無いのは何もかも分かったつもりにならないためだ人いきれ 街の音にお前を刻むともすれば驕る身に卑しく脆き身に己が正しいのだと 全ては浸れぬ分間違っているのだと 全ては責めぬよう産声を上げた時の記憶は無いのだ目を閉じ浮かぶ人…

雨の讃歌

雨の音に夢は破れ 雨の音に愛を知る 雨のにおいのした町を忘れるはずもない 雨よ 雨よ 雨よ どうしてあなたが生まれたの 雨よ 降り注ぐ今の身に問うでもない 雨が降ることで 夢を見られるの 時に遣らずの雨 雨よ 雨よ 雨よ この世の無情を晴らすよう 雨よ 降…

おもい

生きてゆくことへの発作が止まない 春風や陽差しさえうっとうしくて たったひとつの身体で生まれ ブチこまれた感情が多すぎるのか 誰にも伝わらないことくらいもう気づいてる さぁ時よ流れてゆけ 一瞬に100コの思いと対峙しながら まだ胸をおさえてゆけ …

ねがい

緑の羽根(かぜ)が揺れる空 心は惑うようにできてる 遠い闇夜に見てたのは 言い訳のないその瞳 時よ今、流れてくれ 哀しみを負う者にとり 時よ今、流れてくれ 君だけが希望なのだ いつかは還る魂も 望んですぐには出会えない 遠い闇夜が続くのか 蛍火はまだ…

2つの背中

2つの背中をずっと見ていた かなしいことにつまずいても 心安らぐ場所があれば どんなに楽に生きられるだろう 2つの背中を遠く見ながら ずっとずっと考えてた もう子どもじゃないから本当はすぐに追いつけるけど わざと距離をとってゆっくりゆっくり歩いて…

運命の上に立つ

冷たい雪に染められた砂の上立つ朝は 未来でも懐かしさでもないものがよぎる 運命は決まっているのだろう それをなぞっているのだろう どこからか降ってわいたような声が だけどまだ抗う心が もう全て諦める心が そう 海風に吹かれて迷える 指先まで震えてる…

何も言わなくてよかったね そこに海があったから 蒼くきらめく風にゆられ 心ふたつそこにいた まだ君の心みえず 制服のままで走ってきたの 何も言わなくてよかったね そこに海があったから 手をつなぐこと寄り添うこと 何も知らずそこにいた まだ未来も感じ…

魂のこえ

天気のいい日は自転車でなるべく遠くへ出かけましょう ぎこちなくても公園や花の色に出会いましょう この岸辺に咲いたの なんでここまで来たの 沈んだ心解き放つ魔法の言葉唱えましょう そんなものは初めからどこにもないはずでしょう 風任せに走った 今なら…

恋が遠ざかる

いつまで似た影に惑わされるの 街を歩くの 避けて通れない毎日の使命で 昔の記憶だけで分かるはずないよ 短い髪もまっすぐな瞳も変わってるかもしれないのに まぶたの裏に焼きつくとはこのことか まぶたの裏に焼きついて離れぬのだ なんでどうして 制服の日…

交錯

悲しいこともあるという 僕は生い茂る草の中に隠れ 愛しいものを愛しいと言える季節を待っている 夜明けの街の冷えた空気を吸って気づく もう秋 ビルの間に明けるオレンジ その色はふるさとと同じ 悲しいって言ってもいいかなぁ 目の前で倒れ込む彼女(ひと) …

先生

先生、私のこと嫌いですか 早く大人になりすぎた この虚しさをどうしたらいいのですか 先生、季節の風 青春の校舎は私にとって違和感の街 生きる意味の前に 生きてるかも分からないの とりあえず明るく振る舞えるけど 縋りつきたい その腕に 優しく笑う瞳の…

あのコは暗がりの中

あのコは暗がりの中 私は光の下 それはとても誇らしいこと だけど決して気分いいモンじゃない 教室の隅 うつむいたあのコ 何を思ってる? 笑い声に弾かれて 消え入りそうな視線 あのコの思いを振り切って 自分を守るので精一杯 私だって倒れ込みたい 今すぐ …

教室の隅から、愛をこめて

輝く人には分からないこと 起こってるよ 教室の隅で 残酷な朝を迎えて今 チャイムとともに席に着く きっと今日もまた 憧れてうらやむ私を笑ってくれることもないのだろう だって あなたの目にも留らぬ かなしい 教室の隅から愛をこめて 伸ばした髪をバッサリ…

異星人こいうた

いびつに並んだビルをぼんやり見ていたら ほんとに どの星にいるのか分からなくなる 私が泣いていること 貴方に届くかな 悲しい笑顔の理由が貴方に届くかな 堕とされたことなら恨んでなどいない 思うより先に考えて言い聞かせるの 淋しくないように この手を…

病じゃない 間違いじゃない ―a HSP singing

なんて実の無い浮遊の世界 体中が怯えてる 違う次元で生きてるような 生きてもないような とある誰かに言わせれば“病” 容赦なく切り離す あてない薬を与えられても 落ちつくはずないでしょ ただ生きたいよ ねえ間違いなの? 嘆く君に もう全力で伝えたいこと…