ふーちゃん

夏、Nagasaki

夏、Nagasaki 宝のような時は過ぎ誰にも云えぬかなしみが真夏の空へ向かうから心まで焼けてしまいそう 斑模様の木々の影 揺れて何を問う あの日突然街は終り 途絶えた息のつづきを生きるのか 太陽に恨みなど 人の罪に終焉など 私は今ここに立ち知らない、焼…

日向の夢―The dream of a butterfly―

日向の夢 The dream of a butterfly また夢を見てたみたい 陽のあたる丘の上 涙は消えたみたい ただ遠い空に 目覚めたら やわらかな陽をこの背に受けて 手繰るように思い起こすほど 何故にぼやける 注いだ雨が消えたのか 初めから無かったのか また夢を見て…

おもい

おもい feelings 生きてゆくことへの発作が止まない 春風や陽差しさえうっとうしくて たったひとつの身体で生まれ ブチこまれた感情が多すぎるのか 誰にも伝わらないことくらいもう気づいてる さぁ時よ流れてゆけ 一瞬に100コの思いと対峙しながら まだ胸…

ねがい

ねがい 緑の羽根(かぜ)が揺れる空 心は惑うようにできてる 遠い闇夜に見てたのは 言い訳のないその瞳 時よ今 流れてくれ 悲しみを負う者にとり 時よ今 流れてくれ 君だけが希望なのだ いつかはかえる魂も 望んですぐには出会えない 遠い闇夜が続くのか 蛍火…

病じゃない 間違いじゃない ―a HSP singing

病じゃない 間違いじゃない なんて実の無い浮遊の世界 体中が怯えてる 違う次元で生きてるような 生きてもないような とある誰かに言わせれば“病” 容赦なく切り離す あてない薬を与えられても 落ちつくはずないでしょ ただ生きたいよ ねえ間違いなの? 嘆く…

かなでぐらし

貧乏な家の子のように 思い描く部屋を紙に書いていた 人よりとても狭くていいの ため息と鼻歌が自由にできれば きっと生きてゆけるから なんて単純な細胞 だって たったそれだけのことが すごくすごく難しいの 数十年で覚えたこと ヒマワリとバラくらいしか…

願う夜には

願いごとを書いた 遠い昔が今も残る 冷たいアイスクリームと 汗ばんだ夜に風を覚えて 揺れる葉 今なら 何でも叶うよ 心に思えば 未来はあなたのもの 忘れないでね 大人になっても同じよ 息切らして会いに行った はじめての感情に 名前もつけきれないから 恥…

夏夜、星へ

夏の夕刻 涼し風に囚われて 今生を果たすまで まだ幾許か生きようと 教えられたことは一度もないけど 私は元いた星を知っている もう少し暮れれば姿も見えよう 大声で叫ぶように 音楽を与えた 人より少し強く されど帰る空を忘れぬように 息吹を送る 人より…

ウィスタヴィナ

とても笑えないようなことを 君は笑ってみせた とても笑えないようなことを 歌ってみせた 自分がどんなに小さい奴かって気付かされたよ そうやっとのことで言えた僕を大きい奴だって笑った もっと歌ってくれよ もっと笑ってみせてよ 何度でも何度でも叫んで…

汎詞

本当は望みがあったはずだ 物言わぬ塊となったのはいつ 駅から家までたかだか20分歩くのに 哲学を巡らせているような ただダダをこねているような 夜に紛れさせて つまらなくとも朝を迎えて 落ち着ける魂 かりそめの安心 理想とは違うものだ 言い聞かせ方…

baby

気にしないのが1番なんだって だって何だってそうでしょって 簡単に言ってくれるな こちとら悩み放題で 死ぬまで続くことわかっていて ほらまた思い込みだって 1人で絡まってるって 言わせておけば好き勝手 もう天に望むのも止めたのに 瞬間ひかりを施し …

believe IN myself

もう感覚を失くしてしまったから 涙 涙だけ落としてゆく 落としてゆく もう川の向こう辿ってしまったから 風は 風はほら 意味を成さず 僕を責めて I believe IN myself ただ なぜ生まれ生きるのかという ありがちな問いではもう表せない 表せない ほら 感覚…

彼のように

本当に優しい人は きれいな言葉を吐かない 感じとってしまうから 渦巻く痛み汚さを知っていて 庇うように それでいいとだけ 全力でくれる 小さなことは笑い飛ばせ 伸びやかに生きてゆけ 何度言われて 何度出来損ないだと自覚しただろう 彼女を 美しいと 言っ…

閑話

電車には何とか間に合いたいけど 僕が乗った瞬間発車してほしい 綺麗事の歌は1ミリも入ってこない いじめられるだけならまだしも それをあの人に知られたくない 1人がかっこいいって唱えるのもめんどくさい いつになっても訪れない 幸せなんて代物を 待つ…

嘔吐

声を失くしたままで何を見て歩けばいい 心穢れは積もり 愛の唄 夢見は今 声を聞け 愛を知れ 光など無い場所で 夢を見て 愛を知れ 光など無い場所で 積もり積もった想いは いつか いつの日か風になる 空を見つめること そして 地を這うことを忘るな 積もり積…

夜の徒然

夏の夜は 愛(かな)し人を思う夜 涼し風に触れて 唄をうたう夜 木霊の中でまた 灯を見たり 死を見たり それでも吹く風に 夏の夜は過ぎる 只一つも唄えぬ我 熱い孤独と闘った 祭りの前 人の無い瀬を見て ただ居た この地平よ 祭りの後 人気の無い あなた一人に…

桜に思ふ

今宵咲き 明日散るを思い ひとり咲き また散るを思い ひらひら ひらひら 鮮やかなままの季節はなく 穏やかなままの心もない ゆらゆら ゆらゆら 何故に蕾を 何故に花びら 何故に雨音 何故に散り際 残された視線 掻き乱す ただただ 今を生きるを 桜に思う 願わ…

私が身を投げても この川は何事も無かったかのように流れるのだろうか やがては大きな海と溶け合って 空となり風となり吹き抜けるのだろうか 私が異を唱えても この街は痛みすら感じずに華やぎ続けながら 影すら無い魔性の生命なら せめてこの硬い背が震えて…

時計台の色

羨むよ いくらでも それくらいよ 私の意味 あぁどこまでも高く晴れるがいい、空 あのコの能天気さにあたっても 気づかれないんだから ほっとけばいいのに、つらいね 時計台の前で1人待ってる 愛しい人も 思いでさえやってこないから 滑り込むよ 何時の電車…

最後の夏服

最後の夏服 袖通した君 全てが壊れる予感もしたけど 思えば 流れる全てが最後 流れゆく全てが最後の夢 だからもう一度 歩き出せるのなら もう一度だけでも笑い合えるのなら 最後の夏服 風に揺れている いつかは壊れる予感もしてたけど 祈るよ 今この この一…

桜風

いつかの花びらを覚えているかな 風が吹いたら また会おう 桜色の空 見上げた僕らは 何も誓うことなかったれど 季節めぐるたび いつかの眼差しを覚えているかな 風が吹いたら また会おう 春風が吹いたら また会おう この風が吹いたら 桜の色に染まる なつか…

約束の海

約束の海へゆく 思いはぐっと高まるよ 白い波に誘われたように季節は過ぎ 美しい景色の中だけには留まれぬみたい 遠く1人の時を重ねて だけど忘れずにいたよ ずっと 約束の海でまた 君と向き合い笑えるよう 卑屈な毎日は そっと青に溶けて流せるよう 強い風…

夜の闇が地平を包むけど 都会の空はやけに明るい 彼はきっと 私との時間を丁寧になぞりながら 明日はどんなことが起こるんだろうって 胸はずませてる 嫌いじゃない 当たり前だけど 彼のような人には初めて会った 私きっと 憶病や苦しさが いつも先回りしてる…

―hopeless

景色を見ないお前 この星はつまらないものだと嘆くお前 意地みたいになって 俯いてた隅っこの席 もうすぐ着く 疲れた人の群れ ホームに飛び込む 帰りつく 別に安心もできない部屋 泣くな、泣くな、泣いたら負けの 戦いが今 誰も誰のことも気にしない都会で …

熱を帯びたからだ

また熱を帯びたからだ 誰も愛せないようにできている 8時間の日常を過ごし 糧を得て 苛立ちに溺れる 咳をしても 1人、どころか ここに居るかも知れぬ 助けを呼んでも 涙に暮れても 慣れた線路の上に魂のせて 走れ 揺らぐ浮世の手土産に 1つ、節を覚えて …

慟哭に寄せて

憎しみしか生まれない島へようこそ 長い旅だったわね 長い旅だったのに やっと行き着いた先が楽園とは限らない 悲しくもなるわね 淀みが見えた瞬間にこの世は閉じるのか 愛されないと決まるのは生の瞬間か死の瞬間か 草木は山々は水平線は 汚らわしいくらい…

天への手紙

今でもふと気付けばあなたの顔が浮かびます 今でもふとした時にあなたが隣に居てくれるようです 私はあなたの分まで生きると決めたの まだまだ弱くて小さなこんな魂で 最後の瞬間まで必死で息をしていた あなたのその心を永遠に忘れない 今でもふと気付けば…

先生

先生、私のこと嫌いですか 早く大人になりすぎた この虚しさをどうしたらいいのですか 先生、季節の風 青春の校舎は私にとって違和感の街 生きる意味の前に 生きてるかも分からないの とりあえず明るく振る舞えるけど 縋りつきたい その腕に 優しく笑う瞳の…

あのコは暗がりの中

あのコは暗がりの中 私は光の下 それはとても誇らしいこと だけど決して気分いいモンじゃない 教室の隅 うつむいたあのコ 何を思ってる? 笑い声に弾かれて 消え入りそうな視線 あのコの思いを振り切って 自分を守るので精一杯 私だって倒れ込みたい 今すぐ …

教室の隅から、愛をこめて

輝く人には分からないこと 起こってるよ 教室の隅で 残酷な朝を迎えて今 チャイムとともに席に着く きっと今日もまた 憧れてうらやむ私を笑ってくれることもないのだろう だって あなたの目にも留らぬ かなしい 教室の隅から愛をこめて 伸ばした髪をバッサリ…