ふーちゃん

super star

ステージの上には確かに 背の高い彼が立っていた 同じ空間にいるのに 歌が聞こえるはずなのに どうして泣いちゃったんだろう 嬉しかったからじゃないはずだ どうして見上げるだけなんだろう 同じ時間を過ごしても ただ見る側にはとどまれない 誰の目にも触れ…

夏なきあと

夏はもう行った また巡るからと 引き風のこして 終われずにいるのは みっともないかな 海が見たいな 声はする まだ声がする 幻聴でも 想像でも 夏の声がする 裸足になって 走る砂浜も 幻かも 伝わらなかったアレコレを 持ち帰らないように 声はする きっと声…

静音

今を生きたことなど一度も無し 前向きで張りのある者の スローガンのように唱えられている 馬鹿げている 過去を振り返らない者は 所詮、記憶の薄く 未来を思わない者は 所詮、想像がなく 思ってもどうにもならないことを 思わずにはいられない 後悔や不安で…

戯言言う魂

人の死ぬ夢はよく見るものだ ベースの低音が迫って来るように すぐにでもそこにあると教えているのか 不要なことだ わかっている 産まれ堕ちた時から わかっている 産まれ堕ちる前から 何度も転生した魂を 甘く見ないでくれ 老婆のような物言いで 仙人のよう…

日のことば受けて

日の光が差し込めば それはもう春でも夏でもなく ただまどろむだけ 歪んだ体のままでもいい気がした 許されない魂が この世界に幾つかあるとして その中の1つに たまたまあたっただけなのか 空はいつまでたっても遠い 理想に似て 優しい人の声を忘れるほど…

おのがこころ

大切な人が誰なのか もうずっと前にわかっていた なんだかんだと病名をつける そんなことしなくてもわかっていた どうせ愛せないよ誰も すこぶる順調 毎日は 衣食住整えばいいならとっくに 夜9時を過ぎたらもう 閉じよう 詫びよう 見えない敵 帰途も明日も…

たまゆらもどきの

苛立ってたのはどうして そんなにヤワじゃなかったはずなのに たとえば何にも感じずに一言も発言しなければ 場は収まるし嫌われはしないと 気づいて実行してきた矢先 ぷつっと切れた糸に似て うまくいかなくて当たり前 唱えた呪文を蹴飛ばすような やっぱり…

海はそこにある

悔しいから目を逸らす どうせ伝わらない感情のあれこれ わざわざ選んで砂浜を歩くわけでなし ただ生きているだけなのに 海はそこにある もうちょっとどうにかなったろってさ 懐深く持てなんてさ 大した意味なく吐かれた言葉まで 離れないけど 見知らぬ街から…

時計台の色

羨むよ いくらでも それくらいよ 私の意味 あぁどこまでも高く晴れるがいい、空 あのコの能天気さにあたっても 気づかれないんだから ほっとけばいいのに、つらいね 時計台の前で1人待ってる 愛しい人も 思いでさえやってこないから 滑り込むよ 何時の電車…

嗄れた声の話

ずっと声は嗄れていた 幼いころはたぶん違うけど 気がついてからはずっとだ 喉の奥にも何か詰まったような それが感情か身体かは 今からは探れない ひところ何も話さなくなった わざとわざわざ声を晒したくはない 恥じらう心も年頃だったろう 閉じてゆく思い…

空を呼ぶにはまだ

記憶擦り合わせ どうしても戻れぬことを悟る いつ何時かと あの人の表情も 場の雰囲気も 私の感情も 全て覚えていることが ここまで苦しいのなら 無になりたいと 星に願うか 神を呼ぶか どれも叶わないのに 空などに縋るものか 私はまだ地に生きるのだから …

問い降る夜

遠い遠い町からあなたは来ました それはそれは遠くて悲しくもなる What 's the world? Who's me? 遥か遥か彼方へ呼ばれる日も来るやも けれどけれど遠くて泣きたくもなる What 's the world? Who's me? What 's the world? Who's me?

恋唄拾い

置いてきた恋を海へ 海へ 連れ戻しにゆく旅は 自転車走らせたから 思ったより息も上がり 進められた歩幅 砂に照りつける日と 風も遮るものない町の 7月はもう灼熱 大丈夫 失ったわけじゃない 言い聞かせる恋を そう思えばティーンエイジャーと何も変わらな…

時空守

ほらまた、人影が見えた 思っていたよりも騒がしい街だな あぁ、果たして街と呼んでいいのかなど 屁理屈はさて置き ひとまずベンチに座ろうぞ 見た目、古めかしいが 存外しっかりしている このまま3年と言わず30年300年居続けて ただ眺めるだけとは、…

うたにあらず

自意識と感受と ありったけの衝動をブチ込んだ それはもう うたにあらず ただ 爆発の時を待つだけ 荒い兵器のようだ こんなはずじゃなかったと 呪文なら幾らでも出てくるのに 華やかな世界にも 身を切れずにいるのか 丸い地球のはずが うってつけの社交場で …

love song

今までどこにいたの 1人で泣いていたの これからでも そこへ行って 抱きしめてあげたい love song… love song… 私のこと気にしなくていいよって突き放すけど この世で1番気になることだ 考えずにはいられない love song… love song… 安っぽい愛してるや わ…

流れる時に身を任すまい

のまれてゆく夕べを恨むな 朝を迎えるための儀式だ 一日が巡る なにげない尊さ この葉散る秋にこころ乱れても 雪に埋もれ黙りこんでも 春を迎えること 季節は巡る 日がな一日、 年がら年中、 泣き暮らしても 敗れ去っても 巡ることこそが必要十分の 救い、な…

町をあるく

船を降りたときからもう 町の風にあてられてたんでしょう 汽笛に送られるんじゃない こちらが見送るのよ この町に足を着けた 潮風に泣き 歩いてゆくの 遥か昔の遥か遠い国の 空気まで包む町よ あなたを傷つけるはずがない 高台に上れば 夜景の綺麗な町よ だ…

ロングダンス

長い長い道を走り続けたら きっと何か得られるだろう 人は一生を道に例え 歩いたり走ったり 時に立ち止まるのもいいさと 心慰める いつかは辿り着く もしも道に迷っても 誰かに会える 何か分かる そんな期待で進むのだろう ―それなら、 ひとり、ここで踊って…

ひとり

愛されぬまま朽ちてゆく身が 惨めでならないのです それを言葉にすればなお 痛々しく映るから 黙っている そうやって口を閉ざせば いっそう気味の悪い存在となり 輝く人の影にすらならないように 街から消える いつ、どこで、どう間違ったのか 誰も教えてく…

街の行軍

まだ震えているのか 何度言ったらわかる 大丈夫だと 堪えたところで伝わるはずのない お前の持つ感覚も声も 飛び立つように 綺麗なものを 好む浮世で ひたすら地を這う 惨め憐れと 人の言うのは 容易いことよ 斯くと生きればいい まだ泣いているのか 弱くと…

能力者

同じ地平には生きていないの 誰も気づかぬことだから ぐっと堪えて いつかを信じた 裏切られて 悟ってしまった 間違いであり、時には病であり それがどうした 痛み苦しみの捉え方ほど自由なものは無いわ あなたが1番楽な方法でいい だって喜びならまだしも …

かなでぐらし

貧乏な家の子のように 思い描く部屋を紙に書いていた 人よりとても狭くていいの ため息と鼻歌が自由にできれば きっと生きてゆけるから なんて単純な細胞 だって たったそれだけのことが すごくすごく難しいの 数十年で覚えたこと ヒマワリとバラくらいしか…

呼び水ふわり

水は人を呼ぶのだから 海を前にして怯えるあなたは正しい 砂浜で確かに持っていた意識を 飛ばすの 陽射しの 眩むか 目覚めるが先か だめよ だめよ 抗うほど 引き込まれてゆくのだから リズムつけて呼んでるのよ 気づいた時には もう海の底 水は声を出すのだ…

ゆく夏の中

悲しみになぜか 触れた時なぜか 愛おしさや狂おしさが この頬を染めた 夏の終わりにいて いつも2人でいて あたたかさや愛おしさは いつの世に消える どうか2人でいて いつも変わらないで なんて願い 抱いてる間に 季節はスッとゆくの 咲いた花がいつか 君…

呼びかける 青い季節

かなしみなど越えてゆけるから 1人で生きてゆけるから 呪文を唱えれば救われる? 青い季節(とき) ひとつ息をすれば 崩れ落ちそう 狭い校舎に閉じ込められたみたい あのセーラー服の私 どんなに遠くても どんなに遠くても そこに存在して(いて)くれるなら 迎…

桜風

いつかの花びらを覚えているかな 風が吹いたら また会おう 桜色の空 見上げた僕らは 何も誓うことなかったれど 季節めぐるたび いつかの眼差しを覚えているかな 風が吹いたら また会おう 春風が吹いたら また会おう この風が吹いたら 桜の色に染まる なつか…

ロングスリーパー

世の中は眠りと覚醒でできている ロングスリーパー 何とか渡れ まだ明けぬ空に願いそっと懸けてみたり 白昼夢 寝覚め虚ろ 平等に与えられた24時間の中で ロングスリーパー 景色まだ 覚めやらぬ ロングスリーパー 人生損してるなんて 上っ面だけで言わない…

息吹の中

春風に立ち 空を見る どれだけの涙が流れたか 人々にとり 僕は何 問いかけるほど分からなくなる ただ1人立つ丘は 神も見えぬ どこからか鐘の音が きっと幻 何十年の生命を託され励むのに 一瞬毎の色を成す 胸に住まう息吹 この人ひとり在るために どれだけ…

ナツコイ。

静かに恋をしていた夏 風吹くだけで戸惑ったこと 走り続けて 目の前も眩む中で 君を追っていた ずっと向こうで 笑っているの 誰を見てるの 私のこと覚えてるかな ただね 懐かしくて 少し思い出してみただけ 気にしないでね ほんの今だけ 独り言だからね バス…