ふーちゃん

おのがこころ

大切な人が誰なのか もうずっと前にわかっていた なんだかんだと病名をつける そんなことしなくてもわかっていた どうせ愛せないよ誰も すこぶる順調 毎日は 衣食住整えばいいならとっくに 夜9時を過ぎたらもう 閉じよう 詫びよう 見えない敵 帰途も明日も…

嗄れた声の話

ずっと声は嗄れていた 幼いころはたぶん違うけど 気がついてからはずっとだ 喉の奥にも何か詰まったような それが感情か身体かは 今からは探れない ひところ何も話さなくなった わざとわざわざ声を晒したくはない 恥じらう心も年頃だったろう 閉じてゆく思い…

空を呼ぶにはまだ

記憶擦り合わせ どうしても戻れぬことを悟る いつ何時かと あの人の表情も 場の雰囲気も 私の感情も 全て覚えていることが ここまで苦しいのなら 無になりたいと 星に願うか 神を呼ぶか どれも叶わないのに 空などに縋るものか 私はまだ地に生きるのだから …

問い降る夜

遠い遠い町からあなたは来ました それはそれは遠くて悲しくもなる What 's the world? Who's me? 遥か遥か彼方へ呼ばれる日も来るやも けれどけれど遠くて泣きたくもなる What 's the world? Who's me? What 's the world? Who's me?

恋唄拾い

置いてきた恋を海へ 海へ 連れ戻しにゆく旅は 自転車走らせたから 思ったより息も上がり 進められた歩幅 砂に照りつける日と 風も遮るものない町の 7月はもう灼熱 大丈夫 失ったわけじゃない 言い聞かせる恋を そう思えばティーンエイジャーと何も変わらな…

時空守

ほらまた、人影が見えた 思っていたよりも騒がしい街だな あぁ、果たして街と呼んでいいのかなど 屁理屈はさて置き ひとまずベンチに座ろうぞ 見た目、古めかしいが 存外しっかりしている このまま3年と言わず30年300年居続けて ただ眺めるだけとは、…

うたにあらず

自意識と感受と ありったけの衝動をブチ込んだ それはもう うたにあらず ただ 爆発の時を待つだけ 荒い兵器のようだ こんなはずじゃなかったと 呪文なら幾らでも出てくるのに 華やかな世界にも 身を切れずにいるのか 丸い地球のはずが うってつけの社交場で …

love song

今までどこにいたの 1人で泣いていたの これからでも そこへ行って 抱きしめてあげたい love song… love song… 私のこと気にしなくていいよって突き放すけど この世で1番気になることだ 考えずにはいられない love song… love song… 安っぽい愛してるや わ…

流れる時に身を任すまい

のまれてゆく夕べを恨むな 朝を迎えるための儀式だ 一日が巡る なにげない尊さ この葉散る秋にこころ乱れても 雪に埋もれ黙りこんでも 春を迎えること 季節は巡る 日がな一日、 年がら年中、 泣き暮らしても 敗れ去っても 巡ることこそが必要十分の 救い、な…

町をあるく

船を降りたときからもう 町の風にあてられてたんでしょう 汽笛に送られるんじゃない こちらが見送るのよ この町に足を着けた 潮風に泣き 歩いてゆくの 遥か昔の遥か遠い国の 空気まで包む町よ あなたを傷つけるはずがない 高台に上れば 夜景の綺麗な町よ だ…

ロングダンス

長い長い道を走り続けたら きっと何か得られるだろう 人は一生を道に例え 歩いたり走ったり 時に立ち止まるのもいいさと 心慰める いつかは辿り着く もしも道に迷っても 誰かに会える 何か分かる そんな期待で進むのだろう ―それなら、 ひとり、ここで踊って…

ひとり

愛されぬまま朽ちてゆく身が 惨めでならないのです それを言葉にすればなお 痛々しく映るから 黙っている そうやって口を閉ざせば いっそう気味の悪い存在となり 輝く人の影にすらならないように 街から消える いつ、どこで、どう間違ったのか 誰も教えてく…

街の行軍

まだ震えているのか 何度言ったらわかる 大丈夫だと 堪えたところで伝わるはずのない お前の持つ感覚も声も 飛び立つように 綺麗なものを 好む浮世で ひたすら地を這う 惨め憐れと 人の言うのは 容易いことよ 斯くと生きればいい まだ泣いているのか 弱くと…

能力者

同じ地平には生きていないの 誰も気づかぬことだから ぐっと堪えて いつかを信じた 裏切られて 悟ってしまった 間違いであり、時には病であり それがどうした 痛み苦しみの捉え方ほど自由なものは無いわ あなたが1番楽な方法でいい だって喜びならまだしも …

かなでぐらし

貧乏な家の子のように 思い描く部屋を紙に書いていた 人よりとても狭くていいの ため息と鼻歌が自由にできれば きっと生きてゆけるから なんて単純な細胞 だって たったそれだけのことが すごくすごく難しいの 数十年で覚えたこと ヒマワリとバラくらいしか…

呼び水ふわり

水は人を呼ぶのだから 海を前にして怯えるあなたは正しい 砂浜で確かに持っていた意識を 飛ばすの 陽射しの 眩むか 目覚めるが先か だめよ だめよ 抗うほど 引き込まれてゆくのだから リズムつけて呼んでるのよ 気づいた時には もう海の底 水は声を出すのだ…

ゆく夏の中

悲しみになぜか 触れた時なぜか 愛おしさや狂おしさが この頬を染めた 夏の終わりにいて いつも2人でいて あたたかさや愛おしさは いつの世に消える どうか2人でいて いつも変わらないで なんて願い 抱いてる間に 季節はスッとゆくの 咲いた花がいつか 君…

呼びかける 青い季節

かなしみなど越えてゆけるから 1人で生きてゆけるから 呪文を唱えれば救われる? 青い季節(とき) ひとつ息をすれば 崩れ落ちそう 狭い校舎に閉じ込められたみたい あのセーラー服の私 どんなに遠くても どんなに遠くても そこに存在して(いて)くれるなら 迎…

桜風

いつかの花びらを覚えているかな 風が吹いたら また会おう 桜色の空 見上げた僕らは 何も誓うことなかったれど 季節めぐるたび いつかの眼差しを覚えているかな 風が吹いたら また会おう 春風が吹いたら また会おう この風が吹いたら 桜の色に染まる なつか…

ロングスリーパー

世の中は眠りと覚醒でできている ロングスリーパー 何とか渡れ まだ明けぬ空に願いそっと懸けてみたり 白昼夢 寝覚め虚ろ 平等に与えられた24時間の中で ロングスリーパー 景色まだ 覚めやらぬ ロングスリーパー 人生損してるなんて 上っ面だけで言わない…

息吹の中

春風に立ち 空を見る どれだけの涙が流れたか 人々にとり 僕は何 問いかけるほど分からなくなる ただ1人立つ丘は 神も見えぬ どこからか鐘の音が きっと幻 何十年の生命を託され励むのに 一瞬毎の色を成す 胸に住まう息吹 この人ひとり在るために どれだけ…

ナツコイ。

静かに恋をしていた夏 風吹くだけで戸惑ったこと 走り続けて 目の前も眩む中で 君を追っていた ずっと向こうで 笑っているの 誰を見てるの 私のこと覚えてるかな ただね 懐かしくて 少し思い出してみただけ 気にしないでね ほんの今だけ 独り言だからね バス…

Paradise underground

地下に降りてゆくのに そこには楽園が待っている 狭いハコから漏れ来る音たち ドアを開ける 掻き鳴らせ さぁ歌え 聞くも踊るも好きに 泣いたっていいさ ただ見るだけの阿呆は1人もいない 熱が充満する ラララ ラララ 機嫌良く ルララ ルララ 嘆いてみたり …

Rロード

すぐに泣いちゃったあのコを笑うけど 明日どころか今日は我が身よ 環七ぶっ飛ばしたけど 晴れる気も晴れない だって 安定も尊敬も矜持も罪も ごった煮にしてるみたい どうせ 傲慢も友情も卑屈も嘘も バレないし とっくにバレてる いったん帰って落ち着かせよ…

願う夜には

願いごとを書いた 遠い昔が今も残る 冷たいアイスクリームと 汗ばんだ夜に風を覚えて 揺れる葉 今なら 何でも叶うよ 心に思えば 未来はあなたのもの 忘れないでね 大人になっても同じよ 息切らして会いに行った はじめての感情に 名前もつけきれないから 恥…

夏夜、星へ

夏の夕刻 涼し風に囚われて 今生を果たすまで まだ幾許か生きようと 教えられたことは一度もないけど 私は元いた星を知っている もう少し暮れれば姿も見えよう 大声で叫ぶように 音楽を与えた 人より少し強く されど帰る空を忘れぬように 息吹を送る 人より…

いちにちを巡らせる

気がついたら夜 あのコが怯えてた夜 闇が襲う 声もなく 堕ちてゆく眠り 気がついたら朝 彼が怯えてた朝 光の眩しさに 逃げ場なく 照らされる己 気がついたら昼 あの人が怯えてた昼 忙しなく 動く街 こなしてゆかなければ 気がついたら夕べ 私が怯えてた夕べ …

雨上がりを好きになれない日

心の中で打ち鳴らした雨 想像だけで息も止まるほどだと怯えた だけど 実際の雨風を前にして やはり思考のほとんどは杞憂なんだと脱力する 自転車で駆け出したい昼辺も 教室に入れなかった震えも 確かに愛してくれた人も 幻ではなかったけれど 月日が経てば消…

暮れの日

朝を迎えたのは 思い違いだったのか 誰にも話していないから 確かめようがないけど 明かりの灯らぬ部屋を 目で追い疲れてまた ふらつく自転車で消えてゆくのだ 風邪ひいたみたいね 無理しなくていい どうせ数十年 暇をつぶして楽しんでよ なんて呑気なこと言…

チャイム

心の休まらぬ日曜の暮れに 通りかかった学校の いつかに似た姿に 聞こえぬチャイムが響いたのは 精神の未熟と記憶の確かを ずっとずっと持っていること これからも付き纏うこと 日は翳り 闇来ても まだ音だけ生きるのだろう 身を捩り 苦しむほど あたたかに…

夏を呼ぶ日

夏の日を憶えている それは懐古ではなく 熱い体を憶えている 逃れられない運命のような ただの思い込みのような ふと、目を覚ますと 分からなくなるのは 死ぬまでずっと 生きてもずっと だけど、 もっと深いところで やけにぼやけたところで 記憶、追い詰め…

故郷の空

はじまりの歌を忘るな 雨がひとしずく 頬を濡らした 頬を濡らした 浜風に吹かれながら 見る夢がある 遥かを前に立ち尽くし 見る夢がある はじまりの歌を忘るな 雨がひとしずく 頬を濡らした 頬を濡らした ひとしずく ひとしずく 光に満ちた 故郷の空に手を触…

ウィスタヴィナ

とても笑えないようなことを 君は笑ってみせた とても笑えないようなことを 歌ってみせた 自分がどんなに小さい奴かって気付かされたよ そうやっとのことで言えた僕を大きい奴だって笑った もっと歌ってくれよ もっと笑ってみせてよ 何度でも何度でも叫んで…

残酷な青の話

目の前に海があると駆け出せなくなるものよ 一度ためしてみるといい 歌や映画によくある話 ずっと不思議だったの 夜の闇に紛れるとか 人混みに消えそうな自分とか どうして不幸ごとのように言うの それができたらどんなに救われるか 海は果てしなく大きく 青…

宇宙のはなし

心の中に宇宙が広がると言う 彼も歌っていた どうしてそれが夢や希望の類だと 人の決める 酷な命を課したもの 神は見えぬところで 在るかどうかからの 星座をつないで 神話をつむいで 銀河をかける なんて高尚な なんてあたたかな 私には遠い‘宇宙’ だんだん…

m.

彼女は決して言ってはいけない言葉を口走った 私はひどく傷ついて と当時に あぁこれで解放される 正当に忌み嫌うことができると 安心できた いつ止んでもおかしくない雨のように 命が消えること 知らないわけではない だけどそう言いながら クソほどどす黒…

幻影

熱はじわり、上がってくるようだ 考えたくもないけど 誰も助けてくれないから 途方もない空間に思える 四畳半すらない部屋 うっすらと愛らしきもの 手紙をもらったから あぁそれでか 道理で体が反応するんだ 胸糞悪いとすぐに綻びる 防衛、病、救護、悲嘆 ど…

汎詞

本当は望みがあったはずだ 物言わぬ塊となったのはいつ 駅から家までたかだか20分歩くのに 哲学を巡らせているような ただダダをこねているような 夜に紛れさせて つまらなくとも朝を迎えて 落ち着ける魂 かりそめの安心 理想とは違うものだ 言い聞かせ方…

homesick

強がっているわけでも カッコつけてるわけでもなく ホームシックになったことなど ただの一度もない 愛されたあの子には 人を想うあの人には 死ぬまで死んでもわからないだろう この清々しさ 隣り合わせにあるのはきっと むなしい、さみしい、たくましい し…

夕暮れ

夕暮れが心揺さぶるんだよ 悲しいことはいくつあったっけ 覚えてないなあ 自転車のカギなくしたまま どこまでゆこうか いじらしいくらいね とても大切なことに思えた ぐしゃぐしゃな魂が焦がれた 何億光年先までも続く星空はもうちょっと先で だんだん暮れて…

熱を帯びたからだ

また熱を帯びたからだ 誰も愛せないようにできている 8時間の日常を過ごし 糧を得て 苛立ちに溺れる 咳をしても 1人、どころか ここに居るかも知れぬ 助けを呼んでも 涙に暮れても 慣れた線路の上に魂のせて 走れ 揺らぐ浮世の手土産に 1つ、節を覚えて …

baby

気にしないのが1番なんだって だって何だってそうでしょって 簡単に言ってくれるな こちとら悩み放題で 死ぬまで続くことわかっていて ほらまた思い込みだって 1人で絡まってるって 言わせておけば好き勝手 もう天に望むのも止めたのに 瞬間ひかりを施し …

海の前に立つこと

海の前に立つとき 清らかでなければならないような 呪文 それさえ流そうと 波音きて 海の前に立つとき 痛みが少しやわらぐような 錯覚 それでもいいから 涼風吹き 海の前に立つとき 心が溶けてなくなるような 幸福 それすら失くしても 不幸紛らせ 海の前に立…

うたはじめ

生きているかも分からない時間を幾度重ねても 届かない確かな領域 虚しさや生きがいの話ではなくて 感覚がなくなってく 感覚が火を噴いて湧き出すことを 捉えきれずにいるんだ 助けてと 救ってと 声を上げることが うたの始まりだったような 熱くなる星で す…

慟哭に寄せて

憎しみしか生まれない島へようこそ 長い旅だったわね 長い旅だったのに やっと行き着いた先が楽園とは限らない 悲しくもなるわね 淀みが見えた瞬間にこの世は閉じるのか 愛されないと決まるのは生の瞬間か死の瞬間か 草木は山々は水平線は 汚らわしいくらい…

この星の独りごと

いつか呼びかけた神の 沙汰無きこと どこまで肥大化させて 虚しさも一緒に コーヒーは飲めないし 車にも人にも酔うし この星の楽しみ方を 事前に誰か教えてくれてれば まだ空ばかり 空の向こうばかり 心持ってかれずに過ごせたかな この嘆きも 独りごとさ 胸…

私の魂をかえして

私の季節をかえして 私の魂を いつのまにか動く この街も時も 私だけ失ってしまったの ―a man can easily kills a woman's soul. alas,it's the truth 涙も枯れた頃 また息苦しい涙が 私の季節をかえして 私の魂を 世界中から責められてるよう 1人きり朽ち…

音楽の理由

NO MUSIC, NO LIFEを掲げる街の真ん中で 叫びたいけど叫べないこと 生まれてこのかた抱えたものを 誰か聞いて 胸の底まで分かって 大丈夫だって言ってよ どこまでも自分勝手が たった1人で暴走してるだけさ 静かに 理由なんてそれだけ NO MUSIC, NO LIFEの…

川と風の日

通りすがりの苦しさだった やさしい陽を受けるとは まさかこの背も思ってなかっただろう 川の流れ思い描いてた 歌に出てきた嵐山 やっと来られた 1人きりだけど 誰にも知られぬように 小さく口ずさもう 制服の彼ら彼女らには 分からないよなんて嘯いても 重…

―hopeless

景色を見ないお前 この星はつまらないものだと嘆くお前 意地みたいになって 俯いてた隅っこの席 もうすぐ着く 疲れた人の群れ ホームに飛び込む 帰りつく 別に安心もできない部屋 泣くな、泣くな、泣いたら負けの 戦いが今 誰も誰のことも気にしない都会で …