うたをおしえてくれたひと
わすれてもわすれないように
おまもりのようにもっときな
そんなこえがいまきこえる
うみにむかってあるくより
うみのそばにいきて
それでだいたいのことは
だいじょうぶなんだって
よわいいきものとして
まよいおぼれることあっても
うたにならいくらでも
みをとしていいんだよ
うたをおしえてくれたひと
わすれてもわすれないように
おまもりのようにもっときな
そんなこえがいまきこえる
うたをおしえてくれたひと
わすれてもわすれないように
おまもりのようにもっときな
そんなこえがいまきこえる
うみにむかってあるくより
うみのそばにいきて
それでだいたいのことは
だいじょうぶなんだって
よわいいきものとして
まよいおぼれることあっても
うたにならいくらでも
みをとしていいんだよ
うたをおしえてくれたひと
わすれてもわすれないように
おまもりのようにもっときな
そんなこえがいまきこえる
どこにいたって自由だって
歌った歌があったなあ
けれど果たして
僕の身は1ミリも入ってこなかったんだよ
あぁ世は見えぬ位
金でも出自でも色でもなくて
見えぬけれど確かに強い
境目があるような気がしてならない
それが解けるまで生きられようか
見えぬ者には見えぬ故
吐いてこの世に置きさまそうか
自分の意味を探すとか
一度きりの人生だとか
高らかに唱えるその人に
果たして見えていたか
あぁ世は見えぬ位
才でも思想でも愛でもなくて
見えぬからこそ確かに強い
境目があるような気がしてならない
虹のようにグラデーションを
誰も彼もを包むことを
是とする世に背くようで
時代遅れ甚だしいけれど
あぁ世は見えぬ位
見えぬからこそ確かに強い
境目があるような気がしてならない
思いこみに明け暮れていずれ死ぬ
その時までずっと
そんな気がしてならない
蛍、今宵は鳴く癖も
控えた町に静まって
昼間の汗をさます人
迎え棚にはとりどりの
思い注ぎもある家に
ゆかり集まり賑わいも
盆にも帰らぬ不孝者
其方の気には馴染めずに
苦し思いをすることも
陽の翳りには待つ癖も
泣く子黙れよ 祈る火を
灯して馳せと唱う人
墓に向かえば列成して
宵の灯りも盛りにと
花火バケツも抱えても
盆にも帰らぬ不孝者
好いて供えも嬉しかろ
なんでこの身が消えたろか
激し爆竹ひびく道
せめて音でも届くなら
悔しこの身も昇れたろ
盆にも帰らぬ不孝者
帰る影でも浮かべてよ
思い描いて満たしてよ
盆にも帰らぬ不孝者
もうね、この身は忘れてよ
好いて供えも嬉しかよ
好きに花火も鳴らしてよ
届くふりでもするけれど
帰るふりでもできたなら
盆にも帰られぬ不幸者
呼んで朝日を待つよりも
宵をゆるりと過ごしてよ
ときたま詞より心打つ instrumental
一生勝てないな
せめてあの正体を知らぬまま
死んでゆくことのないよう
心を埋めて
音楽の中を
泳ぎたい
掻き乱されたい
だって唯一
この世で唯一
苦なくできること
music
ああなんて愛しの
music
時を忘れて
古ぼけた今に
刺さる
包みこんだり
もうそれは
magic
逃れられない
magic
心を埋めて
音楽の中を
泳ぎたい
掻き乱されたい
だって唯一
この世で唯一
苦なくできること
music
ああなんて愛しの
music
私の足がまだうごいたころ
街は駆けゆく対象だった
そこのけそこのけ
何様でもないのに
ずいぶん偉そうに走っていた
私の足がいうことをきかなくなって
心までしぼんでしまったの
情けなくてね
私をはねのけてゆく人が
何様なんだっておこりたくなる
そんなことを繰りかえしてゆくのかもしれないな
川岸に沿うように
もしくは我関せずと
錘持った老人と
思い致す大人たちに
囲まれて幼子は
見様見真似
手を合わせた
微笑ましくも拙くて
何にも知らぬことすら愛おしい
今になってわかる気が
年端も行かぬ少女の頃
ひとつ覚えに刷り込まれて
決して間違ってはいなかった
見様見真似
手を合わせた
風は止む
あなたが祈れば
風も起こる
あなたが望めば
たとえ最後の1人になっても
馬鹿みたいに唱え続けるように
川流れに思い致し
じっとじっと手を合わせた
人の身体が傷つくことを
柔き心を痛めることを
決して許してはならぬのだ
見様見真似
手を合わせた
幼子が
何も知らぬことすら愛おしい
唱え確かに伝えるよう
強い思いで手を合わせた
今が幸せかどうかの願掛け
服を着るのと同じように
降り積もる苦しさを自分のものにしようとした
いつのまにか
背負うことがアイデンティティみたいになって
空の青、だから何って
言うこと恰好つく気もするけど
希望も絶望も酔ったら最後
お前の見えるものに懸命であれ
姿も見えない神様の所為にはできないね
自分であるための唯一の手段
今が何処か
わからないくらいの生まれ変わりに惑うけど
空の青、精一杯
許される中で見せてくれてるはずで
希望も絶望もしょったらいいよ
それくらいの身体は持ってるでしょう
か弱い苦しいって言うけど
それも含めて自分である証拠
希望も絶望も酔ったら最後
お前の見えるものに懸命であれ
姿を見せるのは空の青
神様の所為にはできないね
自分の目で
今決めるよう