おとのは ことのは

詩と曲を書いています。

リズムの正体

泣きじゃくったこと思いだすだけで

呼ばれたように胸痞えるのは

暮れの空気を思いだすだけで

スッと息ができるようにする代償

 

うまくはいかないなって嘯いたとき

うまいことできてんなって思いも寄って

 

懲りもせず

神様、

神様、

声かけてみる

 

ちょっと揺れるだけで

この世はもう終わるかのように怯えるのは

何もなくったって笑いだせる

ずっと昔が救ってくれたりの不思議

 

苦しみ重いと潰れそなとき

眩さ強いって思えるなって

 

懲りもせず

神様、

神様、

生きてみる

surviver's high

暮れの4時半

西の町はまだまだ日が高かったっけなぁ

旧暦、初夏の愛おしさったら

スッと日が落ちる気にはいる

 

ねぇ涙ぐんだら一瞬なのに

最後に笑った記憶を呼んで

 

錆びついたレールは軋む

家路あなたも向かう途中?

なんだかんだで ほらsurvive

逞しくなったね

まだ行けるね

 

眠気覚ましのはずが

眠りに誘うこともあるんでしょ

暦に埋もれる喜びなら

私がうんと知っている

 

もう誇れるはず

蟠りを踏んで曳かれて連れてきたって

 

人に酔うホーム

華にも思えたのなら

世はもう夢中?

気づいたら 時を過ぎsurvive

しぶとくもなるよね

もう行けるね

 

暮れの4時半

旧暦、初夏の愛おしさったら

 

surviver

乗り越えた者だけにくれる

この高鳴りを

 

錆びついたレールは軋む

かなし未来へ向かう途中

なんだかんだで ほらsurvive

逞しくなったね

まだ行けるね

陽気の勝利

重苦しい何週間かが

晴れてきた気がする

キャラメルラテなんか買っちゃって

柄にもないなぁ

神様

 

やなことは消えるんじゃなく

薄まってゆくものなんですね

陽気うれしや

謳歌したいなど

うたわせてくれる

陰りも見えていい

 

胸痞え手当たり次第の

思考に飛んだのは

ルンタ世界を跳ねちゃって

誰だお前は

神様

 

苦しさは除くんじゃなく

薄めてゆくものなんですね

陽気うれしや

謳歌したいなど

うたわせてくれる

続かなくてもいい

 

踠き留まらせた

 

あなたの勝ちです

今お前に落す歌

安らかであれ

お前は生きているが

いつ朽ちてもおかしくない身

 

誰が先か決して序列ではない

だから今にも尊き身

 

赤き陽気に油断した

また冷えは残っていた

凍えぬように1枚羽織れ

なんなら温もりを求めて

 

いいんだよ

いいんだよ

信じられぬかもしれないが

愛のため

己のために

時を使っていいのだと

 

誰だ

教えてやらなかったのは

もうそこに初めからあるのが肯定だと

今さらと悔やみながら

今さらでも

強く強く唱えよう

 

なんなら心に彫るくらいしよう

生れ堕とした詫びがわり

 

強くこころ持て

老い先短いと

それだけで許されようとする屑に

 

優し心持で揺さぶられるでない

されど巡りて優し君

 

惑う並木に影さした

木漏れ日は止せと伝手があった

好きなように衣を縫って

評判の湯にも浸かるといい

 

今し方

また歌が

お前のための道なんだと

聞き流す

でも歌が

真、1度きりなのだと

 

誰も教えてくれなかったか

遠き譜音にしか聞こえぬのだろう

今さらと責められても

その気持ちわかるが

なお

強く強く唱えよう

 

なんなら心に彫るくらいしよう

生れ堕とした詫びがわり

徒然

目覚めて慌てて出てく朝

憂いも嘆きもなんのその

考えてるヒマもなくって

あぁ少しは忙しいほうが

性に合ってるのかなんて

 

疲れてすぐに倒れるくせに

黙って思い悩むのは嫌だから

道端にいる花なんて

1ミリも見ない荒くれだから

 

ちょっとだけ、ハイになって

思い寄せる、を忘れるような

そんな日常に酔いたい

どこにも私がいなくてもいい

どーかしてる日

なんだか静かに hi tension

桜が散ったのは道の端見て知ってたよ

 

道理で気は春を越し

薫りだすのは すぐさ風

はしゃぎすぎないようにって

思うことが楽しんだよ

 

飛行機に乗って

ほんの2時間したら

会えるはずの人

こころで遠ざけても

まだ思う

 

恋をくれてありがとう

少しスキップできそうです

 

笑っちゃうよね parallel wolrd

帰ってこられた記念にもいちど

 

踊ってみて

好きなよに

自分で起こすものさ 風

はしゃぎ疲れて眠るよう

夜はじっと待ってるんだよ

 

片づいちゃった部屋のどこかに

写真があるはずのあの人

キレイに消えたりしない

ふと気づく

 

恋をくれてありがとう

明日も目覚められそうです

 

恋をくれてありがとう

ルンとスキップできそうです

縁と波音

波音は通りすぎざま

そっと でも強く後ろ髪ひくから

 

1人きりでは歩けない道

1人でももう慣れた街

逆さ縁も飲みこんだのね

大丈夫 幸福はどこにもない

 

明日は笑えるかな

考えなくていい

今日をやりすごすだけでも

ものすごいことなんだよ

 

波音が残っている

思い出はそうやって使うといい

誰彼とわかってはくれない

道を歩くならなおのこと

 

守り袋を握りしめた手

消えた香にまだ依る

逆さ縁の惨たらしさが

溶けて消えはしない世で

 

あぁすぐに倒れるのは

楽なようで難しいもの

今日を潜り抜けたら

見えないかな何か

 

波音に託してみる

天にいるとはかぎらないでしょう

ようやくね 思い至る

私の息を続けてゆくこと

 

波音は通りすぎざま

そっと でも強く後ろ髪ひくから

波音が残っている

思い出はそうやって使うといい

くもりぞらのメロディー

It's so cloudy

今日は大きく息をして保ちましょう

涙はらんでいるみたいね

遠くの遠くの空を見て

 

季節のめぐる鮮やかさに

陽のゆく切なさに

とらわれてしまうことが

何よりあなたの才だから

 

ゆっくりと揺れながら

好きなメロディーうたっていてね

いとしい人は必ず

あなたの前にあらわれる

 

It's so cloudy

眠りまなこ少し起こしていきましょう

涙こらえたままみたいね

跡が見えないようにして

 

通りはきっと華やかに

風船も色鮮やかに

少し離れて眠り起きることが

他なきあなたの才だから

 

吹く風もそのままに

好きなメロディーうたっていてね

晴れた空だけじゃないわ

あなたの味方は必ずいる

 

It's so cloudy

揺れながら

進む時間においつけなくても

 

吹く風もそのままに

好きなメロディーうたっていてね

いとしい人は必ず

あなたの前にあらわれる

真昼の窓

眠り落ちそうな真昼の窓

差し込む日はきっと高く

薄緑の電車が走る

見えなくても車音きこえる

 

もう大丈夫

夢の中で抱きしめてくれた人は遠いなぁ

ずっと昔の声を呼び起こす

こんなに残ってることが尊い

 

明日は雨の予報

それはこちらで決めるから

黙ってTVの音を消す

順繰りだって

思い過ごしだって

 

疾うに落ちたか真昼の野辺

背に受ける日はじっと熱い

漏れくるようにできている

さやさや葉音きこえる

 

まだ大丈夫

夢を見られれば

一時救われる気にもなるなぁ

腹も背も痛みに耐えた褒美

 

明日も変わらずここ

臥せて確かな世を見るなら

そっと不器用に書き残す

いのちそのもの

思い過ごしだって

 

憂う未来は

憂いたとして

想像してる時点で希望でしょう

消えゆくことも

朽ちる身体も

想像することがもう

差す日のようなものでしょう

 

明日は雨の予報

それでも一向に構わないから

黙って車音を焼きつける

夢に見た葉もまだ揺れている

 

いのちそのもの

思い過ごしだって

こんなに思えるなら上等

憂う未来も

あぁゆかし

眠り落ちそうな真昼の窓

歌はどこへ行った

春眠、白昼すらおぼろげ

開け広げてもいないのに届く町の香

 

何もかも重くて一時、いのちが立ち止まる

歌はどこへ行った

 

さやと水の流れ

作りものでも流して心落ち着け

念じるほど遠きものになる

 

次第、気色の穏やかでない

澄んだものなど寄越してくれるな

また天への小言

 

与えられた生命線、途絶えて知る尊さ

歌はどこへ行った

 

声の出ないわけでなし

紡げぬ口惜しさも

やがて万事朽ちてしまえとな

 

ただただ重くて一生、続く気にもなる

歌はどこへ行った

 

また眠り落ちて夕露を待て