酔うわけでもなく
ただふらつく足引き摺り
雨に濡れた夜の道を辿るだけでも
癒せないや
liar
1人でも
抱いてくれる腕を探した夜
liar
嘘でも
結ばれたいなどと願ってしまった夜
嘘でも
1人でも
liar
liar
なぞる指絡む時
苦しみさえ証に
あなたじゃない
誰かじゃない
神様でもなく
自分への
liar
もういいよ
好きなだけ抱いて壊してほしい
liar
何処かへゆけるなら
いっそ手段は選ばないわ
嘘でも
この身に余る
liar
1人でも
抱いてくれる腕に縋った夜
liar
嘘でも
救われたいなどと願ってしまった夜
嘘でも
liar
liar
liar
人間のフリをするのはむずかしかったよ。
人間のフリをするのはむずかしかったよ。
あのね、僕ね、
人間のフリをしてみたんだ。
むずかしかったよ。
あのね、僕ね、
泣いたり笑ったりの
人間になりたくて
あのね、僕ね、
食べたり眠ったりの
人間になりたくて
どこかの星からやって来た
僕はひとりでやって来た
誰かの為か分からないよ
僕の心かも分からないよ
人間のフリをするのはむずかしかったよ。
人間のフリをするのはむずかしかったよ。
むずかしかった。
こんなに言っているけど
僕も いつまでも いつまでも
人間のフリをするのはむずかしいいんだろうな。
よろこびの夜
ジングルベルのない道も 12月には変わりなくて
やたら輝く街を出てここまで来たの
降り来る雪を払う
遠くて泣きたくなるよ
悲しみも どうせなら近くにいてくれればよかったのに
懐かしむ人も無いから 淡々と歩を進め
1000年前の息吹とは話すことできるの
あぁ僕はひとりで
遠くて泣きたくなるよ
誰かには伝わる 近づける気がする
希望的観測(ねがう)夜
どうして泣きたくなるの
魂よ
時はそう 思うより早く過ぎてゆく
降り来る雪は積もり
あぁ僕はひとりで
遠くて泣きたくなるよ
悲しみも どうせなら近くにいてくれればよかったのに
どうして泣きたくなるの
ラララ
メロディーに呼ばれた よろこびの夜ね
あぁ ひとりの道
homesick
強がっているわけでも
カッコつけてるわけでもなく
ホームシックになったことなど
ただの一度もない
愛されたあの子には
人を想うあの人には
死ぬまで死んでもわからないだろう
この清々しさ
隣り合わせにあるのはきっと
むなしい、さみしい、たくましい
しいて言うなら元の星が恋しいわ
なんてね。
愛に飢えた者は笑われるか
どこに行っても大丈夫なんじゃなくて
どこに行っても大丈夫じゃないからこその
強み
狭い日本の中で都市から都市へ
何だって言うんだ
恋しくなるのは本当のふるさと
言わないけどね
隣り合わせにあるような気がして
なのに遠いね貴方の声が
やっぱ言わせて元の星が恋しいわ
なんてね。
ホームシックにかかる幸せ
あのコは知らない宇宙のハナシ
秘密よ
この優越感めいたものを退いたら
本当に空っぽになるから
隣り合わせにあるのはきっと
むなしい、さみしい、たくましい
しいて言うなら元の星が恋しいわ
なんてね。
音楽の理由
NO MUSIC, NO LIFEを掲げる街の真ん中で
叫びたいけど叫べないこと
生まれてこのかた抱えたものを
誰か聞いて
胸の底まで分かって
大丈夫だって言ってよ
どこまでも自分勝手が
たった1人で暴走してるだけさ
静かに
理由なんてそれだけ
NO MUSIC, NO LIFEの美しさ、そう眩しさに
こんな汚い魂が同類項には入れない
誰か聞いて
言いたいことが山ほどあるの
気づいてくれるだけでもいい
NO MUSIC, NO LIFEを掲げる街の真ん中で
必要だからやるんじゃなくて
湧き出たものがソレだったの
誰か聞いて
胸の底まで分かって
大丈夫だって言ってよ
捻くれ屋の自意識が
たった1人で暴走してるだけさ
静かに
理由なんてそれだけ
息吹の中
春風に立ち 空を見る
どれだけの涙が流れたか
人々にとり 僕は何
問いかけるほど分からなくなる
ただ1人立つ丘は 神も見えぬ
どこからか鐘の音が
きっと幻
何十年の生命を託され励むのに
一瞬毎の色を成す
胸に住まう息吹
この人ひとり在るために
どれだけの涙が流れたか
遠ざかるより繋ぎたい
人々の手に 神の目に
揺れる葉に触れてもその根は見えぬ
どこまでも孤独だと言い聞かせる
春風が吹く中で望み望まれるなら
思い出や涙さえ捨ててしまえるよ
人々にとり僕は何
問いかけるほど分からなくなるけど
それでも1人生きるより
どれだけの涙を流しても
遠ざかるよい繋ぎたい
人々の手に 神の目に
春風に立ち 空を見る
川と風の日
通りすがりの苦しさだった
やさしい陽を受けるとは
まさかこの背も思ってなかっただろう
川の流れ思い描いてた
歌に出てきた嵐山
やっと来られた
1人きりだけど
誰にも知られぬように
小さく口ずさもう
制服の彼ら彼女らには
分からないよなんて嘯いても
重荷抱えたふりをする
自分が可笑しくなるだけさ
通りすがりの苦しさだった
朝の風がゆくときは
少しこの背を伸ばしていたいような
異国の人と橋を渡る
なんとなくで安らぎを
分け合っているなんて
思いこんでみたり
せせらぎはいつまでも
続かないよなんて先走るクセ
ぼーっと眺めている分には
ひととき何も感じなくていいんじゃないかって
通りすがりの苦しさだった
優しい陽を受けるとは
まさかこの背も思ってなかっただろう
川を下る船を見ていた
歌に出てきたその景色だ
やっと来られた
1人きりでも
通りすがりの苦しさだった
思えただけでも
来てよかった
ロングスリーパー
世の中は眠りと覚醒でできている
ロングスリーパー 何とか渡れ
まだ明けぬ空に願いそっと懸けてみたり
白昼夢 寝覚め虚ろ
平等に与えられた24時間の中で
ロングスリーパー 景色まだ
覚めやらぬ
人生損してるなんて
上っ面だけで言わないでよ
人々が語らう夜べ 眠りこけてみたり
街が動き出しても
あぁ夢の中
大器晩成どころか
毎日毎日眠ってます
時間を無駄にしてる?
そんな気はなくて
ただただ そういう生き物です
大きな夢を摑むためには
寝る間も惜しまなきゃいけないんでしょ?
だけどね ロングスリーパー
眠り眠るうち
うんとパワーをためてる
ってことにしよう!
世の中は眠りと覚醒でできている
ロングスリーパー 何とか渡れ!
呼び水ふわり
水は人を呼ぶのだから
海を前にして怯えるあなたは正しい
砂浜で確かに持っていた意識を
飛ばすの 陽射しの
眩むか 目覚めるが先か
だめよ だめよ
抗うほど 引き込まれてゆくのだから
リズムつけて呼んでるのよ
気づいた時には もう海の底
水は声を出すのだから
海の前にいて勝てると思うのが間違い
なぜか上空から見ていたなんてことに
なるの 陽射しの
その上へ 行きたくはないでしょう
そっと そっと
手招く波
連れ去る時は一瞬だから
リズムに乗って 心地よいほど
気づいた時には もう海の底
山が呼ぶ
地が呼ぶ
空が呼ぶ
風がふわり使者となって
水が呼ぶのも
その営みの1つよ
だめよ だめよ
抗うほど 引き込まれてゆくのだから
リズムつけて呼んでるのよ
気づいた時には もう海の底
そっと そっと
手招く波
連れ去る時は一瞬だから
リズムに乗って 心地よいほど
気づいた時には もう海の底