おとのは ことのは

詩と曲を書いています。

嘆きの隣で

不謹慎を承知で言わせてもらえば

大切な人を失くしたと嘆いているその姿すら羨ましいんだ

そこまで強く思えることが

なければ生きていけないと

激しい関係を

安心の類を

築けることが

 

この世は繋がらなければ

存在が確認できないような

無縁と名づけて慰めてみても

落ちつかない魂は

 

果て

どこへゆくのか

その前に

ここで、

どう保てばよいのか

 

冷たい人間だと非難されても

花を手向け涙する横で

ある種

もっと泣きたいんだ

でも泣けもしない

それが悲しいんだ