【GARNETのススメ】 28.Tell Me Something

―笑えるのも哀しむのも 人が人であるから

―寂しがりも分かり合うも 人が人であるから

 

わりかし爽やかな曲の多いパラユニの中でも特に明るくなれる曲です。

 

ほかの曲でどこまでも沈みこんだかと思うと、今度は上空を舞う。

その振り幅が、ほかのアーティストさんでは考えられない、ガネさんの魅力です。

 

parallel universe

parallel universe

 

 

 

恋唄拾い

置いてきた恋を海へ

海へ

連れ戻しにゆく旅は

 

自転車走らせたから

思ったより息も上がり

進められた歩幅

 

砂に照りつける日と

風も遮るものない町の

7月はもう灼熱

大丈夫

失ったわけじゃない

 

言い聞かせる恋を

そう思えばティーンエイジャーと何も変わらないのね

ちょっと恥ずかしいね

海の前だから許してね

 

日暮れまで待たなくても

どうせ泣いちゃうなら

早いほうがいい

今こそ思いに身を任すのよ

 

遠い街の人ね

もう会えないから

何を思っても自由なはず

 

不意に押し寄せる波と

予測つかない感情の先

7月の背中追った

大丈夫

忘れるはずもない

 

呼び覚ませる恋は

どう思ってもこれからを眩しくさせるわ

もっと感じたいね

海の前だからなおさらね

【GARNETのススメ】 27.Float World

―衝動に任して全部終わりにしたくなる時ない?

 

思わず「あります!」と答えちゃいそうなこの文が曲始まりです。

―さまよい違う場所に何かあると期待してるんじゃないの?

 ココでいいじゃない めぐり来る明日を迎え撃てば

そして、おそらくこれが暫定的な答えです。

 

―surround myself

という言葉、

梨木香歩さんの「ぐるりのこと」にも似て、

ハッとさせられます。

 

ずっと追い詰められているように感じる曲調なのに、

ところどころキラキラしてるのは何の音ゆえだろう。

楽器弾けないから私は分からないけど、きっとゴッドハンドの技なんでしょう^^

特に前奏後奏の神秘的な雰囲気は、

神の手アレンジとゆりっぺの美しい声の成せる技だと思います。

 

僕らだけの未来

僕らだけの未来

 

 

 

時空守

ほらまた、人影が見えた

思っていたよりも騒がしい街だな

あぁ、果たして街と呼んでいいのかなど

屁理屈はさて置き

 

ひとまずベンチに座ろうぞ

見た目、古めかしいが

存外しっかりしている

このまま3年と言わず30年300年居続けて

ただ眺めるだけとは、いかないか

 

時空守の

恐ろしきは

その役目にあらず

果たすための耐えるための

精神を保つことだけさ

 

珍しい、少女が迷い込んだ

意識ははっきりしているだろうか

追い返す、連れてゆく

そんなことより先

出来るなら

ここのことから全て忘れてはくれないか

 

仕事とはいえ辛いものがある

そんな感受を失くしたから任命されたわけでなし

最初はただの一般市民だったのです

ということになっているのです

自分でも分からぬことに胸を張れないが

 

時空守に

怯えずとも

もっと怖い現象(モノ)が待つ

だから、ある意味大丈夫だ

精神を保っているだけで

 

何も守れない

実体を持たぬ身に

頑丈な身体を与えて

何の役目降らすと言うのか

そもそも己が保てるのか

 

時空守の

日記も感情の動きも

消えるか

置いてきたのか

連れて行ったのか

 

時空守の

恐ろしきは

その役目にあらず

果たすための耐えるための

精神を保つことだけさ

【GARNETのススメ】 26.Maizy

―あぁ 日毎 遠くなるよう 正直な気持ちからは

―あぁ あの日 無くそうとした今を未だ生きているね

 

1番と2番で過去と未来を対比で描くのが本当うまいですよね、七さんは。

(空に花火とかも。)

特にそれをBメロ、サビ前でやられるから毎度泣いちゃうじゃないですか。

そういう選手権(どういう)があったら間違いなく七さんが優勝されるはずです。

 

「Terminus」はオリジナル最後のアルバムなので全体的に物悲しく聴いてしまいます。

特にMaizyは、あぁこの切な苦しさがガネさんだな、と安心できる感じです。

 

いろんなことに思いを馳せてしまうけど、

―明日を憂うことも過去を悔やむことも

―意味のないことだとそっと笑ってみてね

そして、

―生きることの中で 哀しみは眩しい

という言葉。

七さんが描いてきたことの集大成のような気がしています(勝手に)。

 

Terminus

Terminus

 

 

 

うたにあらず

自意識と感受と

ありったけの衝動をブチ込んだ

それはもう

うたにあらず

ただ

爆発の時を待つだけ

 

荒い兵器のようだ

 

こんなはずじゃなかったと

呪文なら幾らでも出てくるのに

華やかな世界にも

身を切れずにいるのか

 

丸い地球のはずが

 

うってつけの社交場で

壁の花にもなれないことを

おそらくでも

ひとにあらず

うすうす

気づいているのでしょう

 

辛い夏味のような

 

どこで手を打ちましょう

誰かれ構わず抱きしめるわけには

 

うたにあらず

叫ぶ声の

ひとにあらず

吐く息の

 

荒い兵器のような

ただの塊ひとつ

【GARNETのススメ】 25.もうちょっとサガシテみましょう

―ヒュールル風吹いて 私は消えそう

 吹けば飛ぶこの身です

 今もなおしがみ付く この世は輝いてます

 

私はいつも、聞いた瞬間「いい曲だ!」と反応する能力がないので、

気づくのが遅すぎて後悔することがよくあります。

失礼ながらこの曲も最初はそこまで気にしていませんでした。

かなり明るい曲調だからかな。

 

でもある日、歌詞をちゃんと読んでみて上記のフレーズを見てから

全体の聞き方も変わりました。

“もうちょっとサガシテみましょう”って、

ビーイングにありがちな(褒め言葉ですとも笑)楽しげタイトルかと思ってたけど。

消えそうでしがみ付いてる身だと考えた途端、

泣け泣かのような、Float Worldのような、ギリ生きてる状態で

“もうちょっとサガシテみましょう”って言ってるってことじゃないですか!

曲調は違えど、何とかもうちょっとだけ生きてみる、方法は何でもいい、って

引き上げてくれる曲だと思います。

 

―繰り返す波に何かがゆられて流れ着く岸のように待つのもいい

―季節にあわせ飛び立つ鳥のよう めぐるのもいい

 

THE TWILIGHT VALLEY

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