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2つの背中


2つの背中

2つの背中をずっと見ていた

かなしいことにつまずいても

心安らぐ場所があれば どんなに楽に生きられるだろう

2つの背中を遠く見ながら ずっとずっと考えてた

 

もう子どもじゃないから本当はすぐに追いつけるけど

わざと距離をとってゆっくりゆっくり歩いていた

 

ふるさと

あたたかい町にも冬は来て 

散らつく雪の朝

もう 追いすがるだけでは凍えてしまいそう

 

2つの背中に問いかけてみた

かなしいことは尽きないけど

土台(ベース)を持たぬこの心じゃ どこへも行けない気がしてるの

いつまでも満たされない気がしてるの

冬のせいではないのだろう

 

憎しみ ぶつけてもいいのか

憐れみ 持っていいのか

波の音も強くなったね

壊れてしまいそう

 

2つの背中がそこにあるのを見られるだけで幸せだと

僕にそっと説く人もあるだろう

だけどまだ大人じゃない

 

2人のあいだに生まれたことを 何と思えばいいのだろう

かなしいことにつまずきながら 

不安定ないのちを燃やしてゆけるかな

2つの背中が遠ざかるのをずっとずっとずっと見ていた

それでも歌を歌っていた


それでも歌を歌っていた

教室が嫌い

季節の風も遠く 蹲るような

幼い人達にはわからないみたい

あぁ背を向けよう

 

なんとなく繋いだいのちを引き摺って

3階の音楽室へ走る

息切らし逃げ込んだ先の景色も

 

今でもそのまま覚えてる

誰に縋るでもなく

ただ1人 歌を歌っていた

泣き喚くように歌ってた

 

教室が嫌い

塞ぎこんだり ただ時をやり過ごすのは

大人たちも気に食わないみたい

あぁお互い様でしょ

 

海が見えるからいいなんて

思春期だからだよなんて

そんなんで済ませないで

抱えてた矛盾も祈りも

 

今でもそのまま歌ってる

誰にも届かぬ嗄れた声

1人歌って呼びかける

教室の隅で 音楽室で

孤独な少女へ

 

心地いい場所なんて

きっと幾つも無いね

ローティーンで気づいたから

ぐしゃぐしゃの心だったけど

 

それでも歌を歌っていた

誰に縋るでもなく ただ

今でもそのまま覚えてる

景色も全部

 

いのち終わらせる その前に

1人歌って繋ぐのさ

吹く風 あの海 覚えてる

窓を開ければ続く世界の景色も全部

遠く見ながら歌っていた

teen~green&blue~

響いたチャイムを背にして 長い階段を降りてく

やけに騒ついた風も 僕の心には勝てない

 

今は与えられた日常

1時間に1本来るか来ないかのバスを待ってる

息苦しいなんて言えるはずないでしょ

こんな町じゃ

 

鞄に隠したラジオは 雑音混じりのラブソングばかり

 

たぶんね 賢く生きれたらこの胸今よりずっと楽になるってもう知ってる

言い聞かせながら やっと顔上げたのに

目の前は

 

荒むことなど許されないような 緑と青

希望を翳して僕を追い立てる 緑と青

 

制服の裾は解れ はしゃいだ季節の名残り

切りすぎた髪も伸びて 大人になったかは分からない

 

いつか手を繋いだ道を1人で歩いてゆくの

カッコよくて虚しいね

切り捨てた感情も無くなるわけじゃないって教えてる

 

時は流れど そこに居続ける 緑と青

強い西陽を受けて輝ける 緑と青

 

やっとクラクションが聞こえた

帰りたくもない家に連れてってくれるんでしょ

揺れる景色の中 見てた窓の外は

 

何度触った

何度払った

空の青 木々の緑

 

僕の嘆きなど平気で受けとめる 緑と青

強い西陽を受けて輝ける 緑と青

 

荒むことなど許されないような 緑と青

希望を翳して僕を追い立てる 緑と青

海に約束

あなたの声響かなくて少し淋しい午後に

キラキラ光る その底は暗闇だと知りました

 

指切りはないけど 約束がしたくて

 

独りきりで淋しいなら私がそばにいるよ

今日このひとときだけだけど

ずっとずっとそばにいるよ

 

そっとうなずくような心地良い波音

 

いつかも こんなふうに

風を受けて ここに立っていたね

気持ちいいな

 

「私 明日、遠くへ行くんだ」

 

あなたの声寄せて返す 私の心までも

思い出たち寄せて返す 涙の雫になる

 

走って来たんだ 約束がしたくて

 

あなたはいつも大きくて私はいつも小さい

だけど一歩踏み出すよ

わだかまりは消えなくても

 

そっと背中押す心地良い海鳴り

 

いつでも こんなふうに笑っていたい

ここで感じたこと

忘れないよ

 

「不器用だけど諦めない」

 

あなたの声激しさ増す 強くしたたかな声

キラキラ光るあなたには遠く及ばないけど

 

夢を追い続けると 約束がしたくて

 

いつものように笑っててね ずっと続く水平線

独りきりで淋しい時

あなたを思い出すよ

 

そっと寄り添うような 心地良い潮風

 

いつかまた こんなふうに

前を向いて ここに立っていたい

夢を叶えて

 

「約束する 私、負けないから」

 

あなたの声 強い波音 夕日に映える浜辺

約束する 夢を叶え

この場所にもう一度戻って来るから

異星人こいうた


異星人こいうた

いびつに並んだビルをぼんやり見ていたら

ほんとに どの星にいるのか分からなくなる

 

私が泣いていること 貴方に届くかな

悲しい笑顔の理由が貴方に届くかな

 

堕とされたことなら恨んでなどいない

思うより先に考えて言い聞かせるの

 

淋しくないように

 

この手を摑んだ彼はこの地の人だから

いずれね 離れることは分かってたけど

 

ひとりでいる夜に違和感などない

黙ってればいいのに

ふらり街に出れば えらく賑やかで

 

明かりが灯る度 ほら貴方は遠くなる

忘れたわけじゃないのに

ひとりにしないで

 

いつの間に明けた空をぼんやり見ていたら

今 私この星に居るんだと少しだけ思う

 

私が泣いていること貴方に届くかな

いつか帰るその時まで見守っててくれるかな

桜に思ふ

今宵咲き 明日散るを思い

ひとり咲き また散るを思い

ひらひら ひらひら

 

鮮やかなままの季節はなく

穏やかなままの心もない

ゆらゆら ゆらゆら

 

何故に蕾を

何故に花びら

何故に雨音

何故に散り際

 

残された視線

掻き乱す

ただただ

今を生きるを

桜に思う

 

願わくば また地平の影に

届くなら また貴方の許に

ひらひら ひらひら

 

道すがら 拾うは悲しみ

通り風 散らすは喜び

ゆらゆら ゆらゆら

 

何故に生まれて

何故に佇む

何故に捕らわれ

何故に消えゆく

 

選ばれた使命

震えくる

ただただ

今を生きるを

桜に思う

 

何故につぼみを

何故に花びら

何故に雨音

何故に散り際

 

選ばれた使命

震えくる

ただただ

今を生きるを

桜に思う

 

今を生きるを

桜に思う

病じゃない 間違いじゃない ―a HSP singing


病じゃない 間違いじゃない

なんて実の無い浮遊の世界

体中が怯えてる

違う次元で生きてるような 生きてもないような

とある誰かに言わせれば“病”

容赦なく切り離す

あてない薬を与えられても 落ちつくはずないでしょ

 

ただ生きたいよ

ねえ間違いなの?

嘆く君に もう全力で伝えたいことは

 

きっと延長線上

病じゃない 間違いじゃない

繊細さ故に傷つくだけ

そうさ延長線上

病じゃない 間違いじゃない

惑う星の上にいるだけ

 

どこまで行けば普通の世界

ひとしきり泣いても

四六時中が戦いね

不安は増すばかり

 

borderは誰にも引けない“病”

なのに何故突き放す

社会全体が冷たいね そんな気がするよね

 

ねえ通りすがりの 彼にも聞いてほしいよ

思い込みだけで 心は滅ぼせてしまうから

 

みんな延長線上

病はない 間違いはない

余計な言葉で締めつけないで

そうさ延長線上

病はない 間違いはない

存在してる時点でもう・・・

 

延長線上

病じゃない 間違いじゃない

他の誰かに見えないものも

君が見たなら・・・

 

きっと延長線上

病じゃない 間違いじゃない

強い感受(おもい)に震えつづけた 君も延長線上

病じゃない 間違いじゃない

惑う星の上で今日も

 

みんな延長線上

病はない 間違いはない

余計な概念(ことば)は捨て去ってくれ

そうさ延長線上

病はない 間違いはない

存在してる時点でもう・・・

 

病じゃない! 間違いじゃない!