のどの奥に痛みが走った
臥せても起きても
世は昏い
愛がそこにあるのを前提に
嘆く人たちは異星人
あぁ僕が
変わり者の側だった
綺麗に言うな
変わり者で済めばまだ
のどの奥は酷くいがった
毒も薬も似たようなもんだ
愛をうたう人が嫌いなら
もう追い出される側に決まっている
何にも悪いことしていないのに
世がこんな風になるずっと前から
罪をもって生まれたような
気がしていた
どこか痛むなら
それは報いだと
知らなくていい
自責に噎せる
のどの奥に痛みが残った
どうせ罪の子
世をはずれた子